Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
Hitachi File Services Manager v3.1以降をDevice Managerと同じサーバにインストールしている場合に,ファイルシステムを作成し,ファイル共有を提供する流れについて説明します。
参考
- Hitachi File Services ManagerとDevice Managerを異なるサーバにインストールしているときや,連携しているHitachi File Services Managerがv3.1未満のときは,Device Managerでファイルサーバにボリュームを割り当てたあと,Hitachi File Services Managerを使用して操作を実施します。
ファイルサーバの登録からファイル共有の提供までの流れを次に示します。
図5-10 ファイル共有の提供までの流れ(Hitachi File Services Manager)
- ファイルサーバの登録
Hitachi File Services ManagerにDevice Managerの情報を設定することで,Hitachi File Services Managerで管理されているファイルサーバの情報がDevice Managerに送信され,Device Managerの管理対象として登録されます。- ボリュームの割り当て
Device Managerで,ファイルサーバにボリュームを割り当てます。Hitachi File Services Manager v3.2以降をDevice Managerと同じサーバにインストールしているときは,ファイルシステム作成時に要件に合うボリュームを自動で割り当てることもできます。- ファイルシステムの作成
ファイルシステムおよびファイル共有を作成します。Device Managerと同じサーバにインストールされたHitachi File Services Managerのバージョンに応じて,作成の手順が異なります。
- Hitachi File Services Manager v3.2以降
Device Managerでファイルシステムを作成できます。ファイルシステム作成と同時に,ファイルサーバへのボリュームの割り当て,およびファイル共有の作成も一括で実施できます。ファイルサーバがHitachi Virtual File Platformの場合は,バックアップのためのFile snapshotsも設定できます。
Device Managerでは,作成するファイルシステムの容量を指定すると,スナップショット用のボリュームの容量やファイルサーバに割り当てるボリュームのプランが自動で提示されます。対象のファイルサーバとしてクラスタ内の1台のファイルサーバ(ノード)を指定して操作を実行すると,もう一方のファイルサーバ(ノード)にもボリュームが自動で割り当てられます。
ファイルサーバに割り当て済みのボリュームがあるときは,そのボリュームを使ってファイルシステムを作成することもできます。- Hitachi File Services Manager v3.1
Device Managerの画面からHitachi File Services Managerのダイアログを起動して,ファイルシステムを作成します。ファイルシステム作成と同時に,バックアップのためのFile snapshotsの設定,およびファイル共有の作成も一括で実施できます。
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