Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
Hitachi File Services Manager v3.1以降をDevice Managerと同じサーバにインストールし,かつDevice ManagerにファイルサーバとしてHitachi Virtual File PlatformまたはHitachi Capacity Optimizationを登録している場合に,Device Managerの画面から実施できるファイルサーバの操作について説明します。
次の操作を実施できます。
- ファイルシステムの作成
管理しているストレージシステムのボリュームを使用して,ファイルサーバ上にファイルシステムを作成します。ファイルシステム作成と同時に,ファイル共有の作成も実施できます。ファイルサーバがHitachi Virtual File Platformの場合は,バックアップのためのFile snapshotsの設定も実施できます。- ファイルシステムの拡張
ファイルシステムの空き容量が十分でない場合は,必要な容量のボリュームを割り当ててファイルシステムを拡張します。容量の使用率が高く拡張が必要なファイルシステムは,ダッシュボードの[トップ10ファイルシステム]で確認できます。ファイルサーバのSNMPトラップを受信する設定をしているときは,ファイルシステムの使用率がしきい値を超過したことをアラートで確認できます。SNMPトラップを受信するために必要な設定については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。- ファイルシステムの削除
不要になったファイルシステムを削除します。ファイルシステムが利用していたボリュームは,別のファイルシステムで再利用できます。再利用しない場合は,ファイルシステムを削除したあと,ファイルサーバからボリュームの割り当てを解除します。- ファイル共有の追加
ファイルサーバの利用者からの要求に応じて,ファイル共有を追加します。運用に応じて,ファイル共有の用途やファイルシステムの空き容量などを確認し,共有を追加するファイルシステムを選択します。- ファイル共有の編集・解除
ファイル共有の属性を編集したり,不要な共有を解除したりします。CIFSとNFSの両方のプロトコルを使用している共有を解除する場合,一方のプロトコルだけを選択して共有を解除しても,両方のプロトコルの共有が解除されます。
参考
- ファイル共有の容量やバックアップの設定を確認・変更したいときは,Hitachi File Services Managerを使用して操作を実行します。Hitachi File Services Managerは,ファイルサーバビューから起動できます。
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