Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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5.1 ストレージ運用環境の構築の流れ

ストレージシステムのボリュームをホストやファイルサーバまたはNASモジュールから使用できるようにするため,事前に運用環境を構築します。構築の流れはストレージシステムの規模や運用方法によって異なります。

ストレージシステムの環境設定では,暗号化鍵を使用したデータの暗号化などの設定ができます。

ストレージデバイスを仮想化すると,複数の異なるストレージシステムを1台のストレージシステムとして扱えるようになります。

効率的に実ボリュームの容量を使用したい場合には,DPプールを作成してストレージ容量を仮想化します。ホストに割り当てるボリュームはDPプールから作成します。

ストレージシステムの物理デバイスからボリュームを作成することもできます。ストレージシステムの種別がミッドレンジストレージのときは,パリティグループを作成してからボリュームを作成します。

ストレージデバイスの仮想化やストレージ容量の仮想化によって,管理コストや装置に必要な電力のコストを削減し,トータルコストの最適化が図れます。

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platformなどで,ストレージデバイスやボリュームを仮想化して運用する環境の構築の流れの例を次の図に示します。

図5-1 ストレージ運用環境の構築の流れ(VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルなどでストレージデバイスやボリュームを仮想化する場合)

[図]

関連項目

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