Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド(Web Version)
- この節の構成
- B.2.1 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティとは
- B.2.2 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティの一覧
- B.2.3 Webサーバに関するプロパティ(httpsd.conf)
- B.2.4 Webサーバに関するプロパティ(hsso.conf)
- B.2.5 Webコンテナサーバに関するプロパティ(usrconf.properties)
- B.2.6 Webコンテナサーバに関するプロパティ(workers.properties)
- B.2.7 シングルサインオン用Webサーバに関するプロパティ(hsso_httpsd.conf)
- B.2.8 データベースに関するプロパティ(HiRDB.ini)
- B.2.9 データベースに関するプロパティ(pdsys)
- B.2.10 データベースに関するプロパティ(def_pdsys)
- B.2.11 データベースに関するプロパティ(pdutsys)
- B.2.12 データベースに関するプロパティ(def_pdutsys)
- B.2.13 ユーザーアカウントに関するプロパティ(user.conf)
- B.2.14 LDAPディレクトリサーバとの連携に関するプロパティ(exauth.properties)
- B.2.15 LDAPディレクトリサーバとの連携に関するプロパティの設定例
- B.2.16 Kerberosサーバとの連携に関するプロパティ(exauth.properties)
- B.2.17 Kerberosサーバとの連携に関するプロパティの設定例
- B.2.18 監査ログに関するプロパティ(auditlog.conf)
- B.2.19 管理サーバをクラスタ構成にする場合に設定が必要なプロパティ(cluster.conf)
B.2.1 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティとは
Hitachi Command Suite共通コンポーネントの機能に関する設定を変更するには,Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティを変更します。プロパティを変更したあと,Compute Systems Managerを再起動すると,設定が反映されます。
重要
- Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティを変更すると,同じ環境で使用するすべてのHitachi Command Suite製品に変更が反映されます。
B.2.2 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティの一覧
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティファイルと格納先フォルダの一覧を次の表に示します。
説明 プロパティファイル 格納先フォルダ Webサーバに関するプロパティファイル httpsd.conf <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\httpsd\conf hsso_httpsd.conf hsso.conf <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\conf usrconf.properties
(Hitachi Command Suite共通コンポーネント用)<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\CC\web\containers\HiCommand\usrconf usrconf.properties
(Compute Systems Manager用)<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\CC\web\containers\ComputeSystemsManagerWebService\usrconf workers.properties <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\CC\web\redirector データベースに関するプロパティファイル HiRDB.ini <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\HDB\CONF\emb pdsys <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\HDB\CONF pdutsys def_pdsys <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\database\work def_pdutsys ユーザーアカウントに関するプロパティファイル user.conf <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\conf 外部認証サーバとの連携に関するプロパティファイル exauth.properties クラスタに関するプロパティファイル cluster.conf 監査ログに関するプロパティファイル auditlog.conf <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\conf\sec
- B.2.1 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティとは
- B.2.4 Webサーバに関するプロパティ(hsso.conf)
- B.2.5 Webコンテナサーバに関するプロパティ(usrconf.properties)
- B.2.6 Webコンテナサーバに関するプロパティ(workers.properties)
- B.2.7 シングルサインオン用Webサーバに関するプロパティ(hsso_httpsd.conf)
- B.2.8 データベースに関するプロパティ(HiRDB.ini)
- B.2.9 データベースに関するプロパティ(pdsys)
- B.2.10 データベースに関するプロパティ(def_pdsys)
- B.2.11 データベースに関するプロパティ(pdutsys)
- B.2.12 データベースに関するプロパティ(def_pdutsys)
- B.2.13 ユーザーアカウントに関するプロパティ(user.conf)
- B.2.18 監査ログに関するプロパティ(auditlog.conf)
- B.2.19 管理サーバをクラスタ構成にする場合に設定が必要なプロパティ(cluster.conf)
B.2.3 Webサーバに関するプロパティ(httpsd.conf)
このマニュアルでは,以下の内容は,外国為替および外国貿易法ならびに米国の輸出管理関連法規などの規制により非公開となっています。以下の内容については,製品に付属するマニュアルをご覧ください。
B.2.4 Webサーバに関するプロパティ(hsso.conf)
hsso.confファイルに記載するHitachi Command Suite共通コンポーネントのWebサーバ通信に関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 hsso.hostport HBase Storage Mgmt Web Serviceにアクセスするためのポート番号を指定します。
デフォルト値は,「23015」です。
変更する場合は,httpsd.confのListenおよびListen [::]:プロパティに同じポート番号を指定してください。
B.2.5 Webコンテナサーバに関するプロパティ(usrconf.properties)
usrconf.propertiesファイルに記載するWebコンテナサーバとの通信に関するプロパティの一覧を次の表に示します。
usrconf.propertiesファイルは,Hitachi Command Suite共通コンポーネント用と,Compute Systems Manager用の2つがあります。
Compute Systems Manager用Webコンテナサーバに関するプロパティの一覧を次に示します。
表B-1 Compute Systems Manager用Webコンテナサーバに関するプロパティ(usrconf.properties)
プロパティ 説明 webserver.connector.ajp13.port Webサーバにアクセスするためのポート番号を指定します。
デフォルト値は,「23017」です。
変更する場合は,workers.propertiesのworker.worker1.portプロパティに同じポート番号を指定してください。webserver.shutdown.port Webサーバからの終了メッセージの受信に使用するためのポートを指定します。
デフォルト値は,「23018」です。Hitachi Command Suite共通コンポーネント用Webコンテナサーバに関するプロパティの一覧を次に示します。
表B-2 Hitachi Command Suite共通コンポーネント用Webコンテナサーバに関するプロパティ(usrconf.properties)
プロパティ 説明 webserver.connector.ajp13.port Webサーバにアクセスするためのポート番号を指定します。
デフォルト値は,「23027」です。
変更する場合は,workers.propertiesのworker.worker6.portプロパティに同じポート番号を指定してください。webserver.shutdown.port Webサーバからの終了メッセージの受信に使用するためのポートを指定します。
デフォルト値は,「23028」です。
B.2.6 Webコンテナサーバに関するプロパティ(workers.properties)
workers.propertiesファイルに記載するHitachi Command Suite共通コンポーネントのWebコンテナサーバとの通信に関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 worker.worker1.port Webサーバにアクセスするためのポート番号を指定します。
デフォルト値は,「23017」です。
変更する場合は,<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\CC\web\containers\HiCommand\usrconf\usrconf.propertiesのwebserver.connector.ajp13.portプロパティに同じポート番号を指定してください。worker.worker6.port Webサーバからの終了メッセージの受信に使用するためのポートを指定します。
デフォルト値は,「23027」です。
変更する場合は,<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\CC\web\containers\ComputeSystemsManagerWebService\usrconf\usrconf.propertiesのwebserver.connector.ajp13.portプロパティに同じポート番号を指定してください。
B.2.7 シングルサインオン用Webサーバに関するプロパティ(hsso_httpsd.conf)
hsso_httpsd.confファイルに記載するHitachi Command Suite共通コンポーネントのシングルサインオン用Webサーバとの通信に関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 Listen HBase Storage Mgmt Web SSO Serviceにアクセスするためのポート番号を指定します。
デフォルト値は,「23031」です。
B.2.8 データベースに関するプロパティ(HiRDB.ini)
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのHiRDB.iniファイルに記載するデータベースに関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 PDNAMEPORT データベースが使用するポート番号を指定します。
デフォルト値は,「23032」です。
変更する場合は,pdsysのpd_name_portプロパティ,およびdef_pdsysのpd_name_portプロパティに同じポート番号を指定してください。PDHOST IPアドレスを指定します。通常は変更する必要はありません。
管理サーバのホスト名,またはIPアドレスが変更になるときに見直しが必要です。
変更前のIPアドレスが指定されている場合は,ループバックアドレス127.0.0.1に変更してください。
- (1) ポート変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
- (1) 管理サーバのホスト名変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
- (2) 管理サーバのIPアドレス変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
- B.2.1 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティとは
- B.2.2 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティの一覧
- B.2.9 データベースに関するプロパティ(pdsys)
- B.2.10 データベースに関するプロパティ(def_pdsys)
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのpdsysファイルに記載するデータベースに関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 pd_name_port データベースが使用するポート番号を指定します。
デフォルト値は,「23032」です。
変更する場合は,HiRDB.iniのPDNAMEPORTプロパティ,およびdef_pdsysのpd_name_portプロパティに同じポート番号を指定してください。pdunit -x IPアドレスを指定します。通常は変更する必要はありません。
管理サーバのホスト名,またはIPアドレスが変更になるときに見直しが必要です。
変更前のIPアドレスが指定されている場合は,ループバックアドレス127.0.0.1に変更してください。
- (1) ポート変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
- (1) 管理サーバのホスト名変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
- (2) 管理サーバのIPアドレス変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
- B.2.1 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティとは
- B.2.2 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティの一覧
- B.2.8 データベースに関するプロパティ(HiRDB.ini)
- B.2.10 データベースに関するプロパティ(def_pdsys)
B.2.10 データベースに関するプロパティ(def_pdsys)
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのdef_pdsysファイルに記載するデータベースに関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 pd_name_port データベースが使用するポート番号を指定します。
デフォルト値は,「23032」です。
変更する場合は,HiRDB.iniのPDNAMEPORTプロパティ,およびpdsysのpd_name_portプロパティに同じポート番号を指定してください。pdunit -x IPアドレスを指定します。通常は変更する必要はありません。
管理サーバのホスト名,またはIPアドレスが変更になるときに見直しが必要です。
変更前のIPアドレスが指定されている場合は,ループバックアドレス127.0.0.1に変更してください。
- (1) ポート変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
- (1) 管理サーバのホスト名変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
- (2) 管理サーバのIPアドレス変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
- B.2.1 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティとは
- B.2.2 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティの一覧
- B.2.8 データベースに関するプロパティ(HiRDB.ini)
- B.2.9 データベースに関するプロパティ(pdsys)
B.2.11 データベースに関するプロパティ(pdutsys)
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのpdutdsysファイルに記載するデータベースに関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 pd_hostname IPアドレスを指定します。通常は変更する必要はありません。
管理サーバのホスト名,またはIPアドレスが変更になるときに見直しが必要です。
変更前のIPアドレスが指定されている場合は,ループバックアドレス127.0.0.1に変更してください。
B.2.12 データベースに関するプロパティ(def_pdutsys)
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのdef_pdutsysファイルに記載するデータベースに関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 pd_hostname IPアドレスを指定します。通常は変更する必要はありません。
管理サーバのホスト名,またはIPアドレスが変更になるときに見直しが必要です。
変更前のIPアドレスが指定されている場合は,ループバックアドレス127.0.0.1に変更してください。
B.2.13 ユーザーアカウントに関するプロパティ(user.conf)
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのuser.confファイルに記載するユーザーアカウントに関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 account.lock.system Systemアカウントを自動ロックおよび手動ロックの対象にするかどうかを指定します。
- 「true」:Systemアカウントもロックの対象になります。
- 「false」:Systemアカウントはロックの対象から外れます。
B.2.14 LDAPディレクトリサーバとの連携に関するプロパティ(exauth.properties)
このマニュアルでは,以下の内容は,外国為替および外国貿易法ならびに米国の輸出管理関連法規などの規制により非公開となっています。以下の内容については,製品に付属するマニュアルをご覧ください。
B.2.15 LDAPディレクトリサーバとの連携に関するプロパティの設定例
このマニュアルでは,以下の内容は,外国為替および外国貿易法ならびに米国の輸出管理関連法規などの規制により非公開となっています。以下の内容については,製品に付属するマニュアルをご覧ください。
B.2.16 Kerberosサーバとの連携に関するプロパティ(exauth.properties)
このマニュアルでは,以下の内容は,外国為替および外国貿易法ならびに米国の輸出管理関連法規などの規制により非公開となっています。以下の内容については,製品に付属するマニュアルをご覧ください。
B.2.17 Kerberosサーバとの連携に関するプロパティの設定例
このマニュアルでは,以下の内容は,外国為替および外国貿易法ならびに米国の輸出管理関連法規などの規制により非公開となっています。以下の内容については,製品に付属するマニュアルをご覧ください。
B.2.18 監査ログに関するプロパティ(auditlog.conf)
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのauditlog.confファイルに記載する監査ログに関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 Log.Facility 未使用(指定しても無視されます) Log.Event.Category 採取する監査事象の種別を指定します。
複数指定する場合は,コンマ(,)で区切ります。その場合,種別とコンマの間はスペースを空けずに詰めて指定してください。
指定されていない場合,監査ログは出力されません。
大文字,小文字は区別されません。
次に示す指定できる種別以外の名称を指定した場合は,無視されます。
- 指定できる種別:「StartStop」,「Authentication」,「ExternalService」,または「ConfigurationAccess」
- デフォルト値:指定なし
Log.Level 採取する監査事象の重要度(Severity)を指定します。
指定した値以下の重要度を持つ監査事象が,イベントログに出力されます。
次に示す指定できる値以外の数値,または,数値以外の文字を指定した場合は,デフォルト値が仮定されます。
- 指定できる値:0~7
- デフォルト値:6
監査事象の重要度とイベントログの種類の対応は,次の表のとおりです。
監査事象の重要度 イベントログの種類 0~3 エラー 4 警告 5~7 情報 auditlog.confファイルの例を次に示します。
この例の場合,AuthenticationまたはConfigurationAccessの監査事象で,「エラー」,「警告」および「情報」の重要度を持つ監査ログが出力されます。
# Specify an integer for Facility. (specifiable range: 1-23) Log.Facility 1 # Specify the event category. # You can specify any of the following: # StartStop, Failure, LinkStatus, ExternalService, # Authentication, ContentAccess, # ConfigurationAccess, Maintenance, or AnomalyEvent. Log.Event.Category Authentication,ConfigurationAccess # Specify an integer for Severity. (specifiable range: 0-7) Log.Level 6
B.2.19 管理サーバをクラスタ構成にする場合に設定が必要なプロパティ(cluster.conf)
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのcluster.confファイルに記載するクラスタ構成の設定に関するプロパティの一覧を次の表に示します。
プロパティ 説明 mode 実行系ノードの場合は,「online」を指定します。
待機系ノードの場合は,「standby」を指定します。virtualhost 有効でアクセスできるIPアドレスが割り当てられている論理ホスト名※を指定します。
IPアドレスは指定できません。onlinehost 実行系ノードのホスト名※を指定します。
IPアドレスは指定できません。standbyhost 待機系ノードのホスト名※を指定します。
IPアドレスは指定できません。
- 注※
- 指定するホスト名からIPアドレスの名前解決ができることを確認してください。
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