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EUR システム設計ガイド


4.4 EURで使用できるバーコード

EURで指定できるバーコードは,JIS X 0507(JAN標準※1,JAN短縮※2,UPC-A,UPC-E),X 0502(ITF),X 0503(CODE39),X 0504(CODE128),X 0506(コーダバー。ただし,EURでは「NW-7」と表記します),X 0510(QRコード),および郵便事業株式会社が定めるカスタマバーコードです。

成形されたバーコードそのものを貼り付けるのではなく,データウィンドウのデータ(バーコードにして表すデータをフィールドデータとして準備しておきます)を帳票ファイルにマッピングすることで,バーコードが貼り付けられます。バーコードで使用するデータは,バーコードの種類によって異なります。指定するデータの桁数が合っていないと,帳票ファイルに貼り付けた場合,バーコードが表示されないことがあります。

なお,バーコードの読み取りについては,使用するプリンタおよび読み取り装置で十分な評価をしてから使用してください。

それぞれのバーコードのサイズは,EUR 帳票作成機能の[アイテムのプロパティ]ダイアログの[バーコード]タブで設定します。バーコードアイテムのプロパティのデフォルト値は,[オプション]ダイアログの[バーコード]タブで設定します。ダイアログでの設定手順の詳細はマニュアル「EUR 帳票作成 操作ガイド」を,各ダイアログの指定内容の詳細は,マニュアル「EUR 帳票作成 画面リファレンス」を参照してください。

注※1

JIS X 0507で規定されているEAN-13に相当します。

注※2

JIS X 0507で規定されているEAN-8に相当します。

この節では,バーコードごとに次の内容を説明します。

なお,使用するバーコードの読み込み装置によっては,出力したバーコードが読み込めないこともあります。あらかじめ,出力したバーコードが読み取れるかどうかを確認してください。

〈この節の構成〉