1.3.4 SSOをセットアップする(Windowsの場合)
監視マネージャーがWindowsの場合,コミュニティ名やSSOの定義情報を設定して,SSOをセットアップします。
(1) SSOからNNMiへの接続情報を追加する
SSOのssonnmsetupコマンドを実行して,NNMiと連携するための接続情報を設定します。
操作手順
次のコマンドを実行します。
ssonnmsetup -add -user ユーザー名 -password パスワード -port ポート番号 -ssl
システムアカウントのユーザー名とパスワードを指定します。ポート番号には,Webサーバのポート番号を指定します。-sslオプションはhttpsで通信する場合だけ指定してください。
(2) SSOの定義情報をNNMiに設定する
コマンドを実行して,SSOの定義情報をNNMiに設定します。
操作手順
NNMiのnnmconfigimport.ovplコマンドを実行して,インシデント定義を設定します。
nnmconfigimport.ovpl -u ユーザー名 -p パスワード -f SSOのインストール先フォルダ\incident\ssoincident.def
システムアカウントのユーザー名とパスワードを指定します。
イベント通知にTCP 通信を使用しないAPM をプロセス・サービス監視対象とする場合,次のインシデント定義も設定が必要です。
nnmconfigimport.ovpl -u ユーザー名 -p パスワード -f SSOのインストール先フォルダ\incident\apmtrap.def
NNMiのnnmconfigimport.ovplコマンドを実行して,URLアクション定義を設定します。
nnmconfigimport.ovpl -u ユーザー名 -p パスワード -f SSOのインストール先フォルダ\urlaction\ssourlaction.def
システムアカウントのユーザー名とパスワードを指定します。
SSOのssoauthコマンドを実行して,SSOにユーザーを登録します。
ssoauth -add -user ユーザー名 -password パスワード
SSOコンソールからログインするためのユーザー名とパスワードを設定します。
SSOのssostartコマンドを実行して,SSOを起動します。
SSOのssostatusコマンドを実行して,SSOの状態を確認します。
すべての状態が実行中になっていれば正常です。
(3) コミュニティ名を設定する
コミュニティ名とは,SNMPプロトコルでMIBオブジェクトにアクセスするためのパスワードです。リソースを収集する場合は,監視エージェントと監視マネージャーのgetコミュニティ名を一致させる必要があります。
操作手順
SNMP定義ファイル(SSOのインストール先フォルダ\conf\ssosnmp.conf)を開きます。
SNMP定義ファイルを編集します。
次のようにssoapcomコマンドを実行して,定義ファイルを再読み込みします。
ssoapcom -r
次のようにssocollectdコマンドを実行して,定義ファイルを再読み込みします。
ssocollcetd -r
次の作業
これで,監視マネージャーの構築が完了しました。拠点の監視エージェントの構築が完了していることを確認しましょう。拠点の監視エージェントの構築が完了している場合は,JP1ネットワーク管理製品の設定に進みましょう。