15.4.5 WAN接続
回線が常時接続の場合は,JP1/IM - ManagerをWAN環境で使用できます。回線が常時接続ではない場合は,JP1/IM - ManagerをWAN環境で使用できません。
- JP1/IM - Managerと監視対象ホスト間の注意事項
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JP1/IM - ManagerをWAN環境で使用する場合は,通信速度や通信量の面から,ビルや事業所ごとに数十台から数百台の監視対象ホストがLANに接続されていて,事業所ごとに拠点マネージャーを配置する多階層構成を組むことを推奨します。また,次の内容に注意してください。
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JP1/IM - Managerから監視対象ホストのログを監視する場合,JP1/IM - Managerと監視対象ホスト間は,定期的に通信をしているため,ホストの間をWAN(INS-P,INS-C)環境などの通信時間や通信量に応じて課金されるネットワークの使用は推奨しません。
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JP1/IM - Managerと監視対象ホスト間で,通信タイムアウトが発生しやすくなる場合があります。
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統合マネージャーと監視対象ホストの間に存在するファイアウォールがNAT変換を実行している場合,リモート監視できません。WAN環境の統合マネージャーと監視対象ホスト間にファイアウォールが存在する場合は注意してください。回避策として,監視対象ホスト側に追加で拠点マネージャーを構築して,ファイアウォールによるNAT変換が統合マネージャーと監視対象ホスト間ではなく,統合マネージャーと拠点マネージャー間で実行されるようにすることが挙げられます。
- ファイアウォールの設定について
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- JP1/IM - ManagerとJP1/IM - View間の注意事項
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JP1/IM - ManagerをWAN環境で使用する場合は,次の内容に注意してください。
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JP1/IM - ViewとJP1/IM - Manager間では,定期的に通信をしているため,ホストの間をWAN(INS-P,INS-C)環境などの通信時間や通信量に応じて課金されるネットワークの使用は推奨しません。
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JP1/IM - ViewとJP1/IM - Manager間で,通信タイムアウトが発生しやすくなる場合があります。この場合には,JP1/IM - ViewとJP1/IM - Manager間の通信タイムアウト時間の設定を見直してください。
- JP1/IM - ViewとJP1/IM - Managerのタイムアウト時間の設定について
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参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「通信環境定義ファイル(console.conf.update)」(2. 定義ファイル)
参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「通信環境定義ファイル(view.conf.update)」(2. 定義ファイル)
参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「通信環境定義ファイル(tree_view.conf.update)」(2. 定義ファイル)
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