15.4.4 ファイアウォールを経由したネットワークでの運用
JP1/IMは,ファイアウォールを経由するネットワーク構成での運用をサポートしています。サポートしている種類は,パケットフィルタリング方式のファイアウォールと,スタティック変換方式のNATです。
次の説明を参照して,設定および運用を検討してください。
- ファイアウォールを経由した運用について
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ファイアウォールを経由した運用
参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「9. ネットワーク構成に応じた運用と環境構築」
参照先:マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のネットワーク構成に応じたJP1/Baseの通信設定に関する説明
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- 〈この項の構成〉
(1) 注意事項
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マネージャー・エージェント間の通信は,システムの階層構成(IM構成)に従って行われる通信と対象ホストと直接やりとりする直接通信の2種類があります(「9.3 JP1/IMのシステム環境で行う通信」を参照)。このため,ファイアウォールの設定もそれぞれの通信に対応した設定をする必要があります。
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JP1/IM,JP1/Baseは,自ホスト内の通信でもポートを使用しています。ファイアウォールのホストでJP1/IM,JP1/Baseを使用する場合,自ホスト内の通信については,JP1/IM,JP1/Baseが使うすべてのポートを通過できるよう設定する必要があります。