8.6.5 事前フィルター
事前フィルターは,リモートの監視対象ホストから取得するログファイルやイベントログをフィルタリングするためのフィルターです。このフィルターを設定することで,指定した条件に一致したログファイルまたはイベントログだけをサーバに転送するため,転送されるデータ量を制御できます。
フィルターを設定しない場合,動作定義ファイルに記載した監視したい内容以上のデータを監視対象サーバから取得し,収集間隔で収集できるデータのサイズの制限値を超えてトラップ時に警告が発生するときがあります。事前フィルターが利用できるか検討してください。
事前フィルターの対象となるプロファイルを次に示します。
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SSH接続時のリモート監視ログファイルトラップ
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WMI/NetBIOS(NetBIOS over TCP/IP)接続時のリモート監視イベントログトラップ
事前フィルターは,[プロファイル表示/編集]画面,またはリモート監視のコマンド(jcfallogstart,jcfallogdef,jcfaleltstart,jcfaleltdef)の-filterオプションで設定します。設定内容は,リモート監視ログファイルトラップまたはリモート監視イベントログトラップが起動したときに反映されます。詳細については,次の参照先を参照してください。
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[プロファイル表示/編集]画面
「JP1/Integrated Management 3 - Manager 画面リファレンス」の「5.9 [プロファイル表示/編集]画面」
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jcfallogstartコマンド
「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jcfallogstart」(1. コマンド)
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jcfallogdefコマンド
「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jcfallogdef」(1. コマンド)
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jcfaleltstartコマンド
「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jcfaleltstart(Windows限定)」(1. コマンド)
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jcfaleltdefコマンド
「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jcfaleltdef(Windows限定)」(1. コマンド)