4.5.2 大量発生イベントの監視抑止に関係する用語の定義
「繰り返し開始イベント」「イベント転送抑止」など,大量発生イベントの監視抑止に関係する用語について説明します。
JP1/IM - Managerの用語
- 大量発生イベント
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あらかじめ設定した条件(繰り返しイベント条件)に一致するJP1イベントのうち,しきい値を超えて大量に発生したイベントです。繰り返しイベント条件については,「4.5.3 大量発生イベントの監視抑止での繰り返しイベント条件について」を参照してください。
- 繰り返し開始イベント
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大量発生イベントの監視抑止を開始する契機となった最初の大量発生イベントです。監視抑止を開始する契機については,「4.5.4 大量発生イベントの監視抑止を開始する契機」を参照してください。監視抑止を終了する契機については,「4.5.5 大量発生イベントの監視抑止を終了する契機」を参照してください。
- 集約開始イベント
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JP1/IM - Viewがイベント一覧に表示するイベントのうち,最も古い大量発生イベントです。
- 集約イベント
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集約開始イベントと,集約開始イベントに集約されているイベント(集約開始イベントと同じ繰り返しイベント条件に一致する大量発生イベント)を合わせたイベントです。イベント一覧には集約開始イベントの情報だけが表示されます。
すでに抑止が終了した集約イベントを集約完了イベント,抑止が終了していない集約イベントを集約中イベントと呼びます。集約イベントに集約されているイベントの件数は,イベント一覧の[集約状態]に表示されます。
JP1/Baseの用語
- イベント転送抑止
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エージェントからマネージャーに対して大量発生イベントが転送された場合,コマンドをマネージャーから実行して,エージェントからのイベント転送を抑止することです。
- しきい値による転送抑止
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JP1イベントが大量発生する場合に備えて,あらかじめイベントの転送量のしきい値を転送設定ファイルで設定することです。