3.5.1 IM管理ノードの構造
IM管理ノードの構造について説明します。
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管理オブジェクト
インテリジェント統合管理基盤によって管理される対象です。管理オブジェクトには,対応するSIDが存在します。
管理オブジェクトに関連したJP1イベントを受信すると,そのJP1イベントの重要度と重大度,対処状況を基に管理オブジェクトを評価し,それに基づいてシステムの状態の色が変化します。
また,管理オブジェクトには,オブジェクトルートとオブジェクトの2種類のノードが存在します。オブジェクトルートは,管理対象となるノードの最上位ノードです。オブジェクトルートには,ホストやストレージなどが存在します。
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管理グループ
管理オブジェクトをグループ化したものです。管理オブジェクトまたは管理グループを含みます。管理グループには,対応するSIDは存在しません。
上位の管理グループに含まれる下位の管理オブジェクトまたは管理グループがJP1イベントを受信し,色が変わると上位の管理グループの色も変化します。
管理グループには,次の種類があります。
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ルート:システムまたはオブジェクトルートをグループ化したものです。
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システム:システムを構成するオブジェクトルートをグループ化したものです。
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カテゴリ:サブカテゴリまたはオブジェクトをグループ化したものです。
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サブカテゴリ:管理対象のオブジェクトをグループ化したものです。
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ツリー形式での管理オブジェクトと管理グループの表示例について,次に示します。
なお,JP1/IM - Agentを使用する場合の表示例については,「9.5.1(1)(i)ツリーの形式」を参照してください。
同じ階層に異なるノードが存在する場合は,優先度が高い順に,ルートノード>システムノード>オブジェクトルートノード>カテゴリノード>サブカテゴリノード=オブジェクトノードが表示されます。なお,どのノードにも該当しないノードは,優先度が最上位となります。
IM管理ノードを選択した際に,イベントビューに表示できるイベントは,次の表に示すどれかの条件を満たしている必要があります。
条件 |
説明 |
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統合監視DBに登録されたJP1イベントであること |
インテリジェント統合管理サーバは統合監視DBのイベントを監視・取得して,JP1イベントとIM管理ノードの関連と情報を管理しています。 |
選択したIM管理ノードが発生元となるイベントであること |
選択したIM管理ノード,およびその配下のすべてのIM管理ノードが発生元となるイベントを,イベントビューで一覧表示します。 |
資源グループ・業務グループを設定している場合は,資源グループ・業務グループの参照権限があるイベントであること |
資源グループ・業務グループを設定している場合,ログインしたユーザーに参照権限がないIM管理ノードは,ツリー形式では参照できません。 |
ユーザーフィルターを通過するイベントであること |
ユーザーフィルターを設定している場合,ログインしたユーザーの設定に従って,イベントビューに表示するイベントは制限されます。 |