2.7.6 統合エージェントホスト管理DB
インテリジェント統合管理データベースに統合エージェントホスト管理DBを構築すると,JP1/IM - Managerが統合エージェントホストやユーザー独自のOSSといったエージェントと連携するために必要な構成管理に関する情報を,統合エージェントホストDBで一元管理できます。
(1) データベースの構成
インテリジェント統合管理データベースの「2.7.1(1)(a)データベースの構成」を参照してください。
(2) インストールとセットアップ
インテリジェント統合管理データベースに統合エージェントホスト管理DBを構築して,エージェントと連携するために必要な構成管理に関する情報を管理します。
インテリジェント統合管理データベース(統合エージェントホスト管理DB)の構築については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「インテリジェント統合管理データベースの構築」を記載している個所を参照してください。
(3) 統合エージェントホスト情報の保持
(a) 機能概要
JP1/IM - Managerの統合エージェントホスト管理DBで,統合エージェントホストに関する情報を保持します。保持する情報の範囲は,JP1/IM - Managerに直接接続された統合エージェントホスト自身とそのホストのアドオンプログラムです。下位マネージャー構成の場合,統合マネージャーでは直接接続していない下位マネージャー以下の情報は対象外です。
(b) データ保存期間
テーブルは,インテリジェント統合管理データベースのセットアップ時に自動で作成されます。データレコードは,統合エージェントの起動時にだけ追加または更新(情報の差分の反映)が行われます。
追加されたデータレコードは,インテリジェント統合管理データベースのアンセットアップ,または「統合エージェント管理画面」での操作によって削除されます。
(4) マネージャー・エージェント間の通信で使用する情報の保持
(a) 機能概要
- ■統合エージェント基盤間のメッセージリクエストの管理
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マネージャーホストから,コマンド実行,ファイル送信,およびファイル受信の要求を統合エージェントホストに送信し,統合エージェント(imagent)内の各処理に実行を振り分ける機能です。
JP1/IM - Managerの統合エージェントホスト管理DBでは,実行を受け付けたリクエストを管理するテーブルを作成します。
- ■初期シークレットの管理
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マネージャーホストと統合エージェントホストの通信では,統合エージェントホストごとに発行されたクライアントシークレットを使用して,認証を行います。クライアントシークレットの配布前に,一時的にどの統合エージェントホストでも使用できる初期シークレットを発行できます。詳細については,「9.5.2(1)(b) 初期シークレットによる認証」を参照してください。
また,ユーザー独自のOSSなどと連携する用途でも,初期シークレット,クライアントシークレットを発行できます。詳細については,「3.7 初期シークレットとクライアントシークレット」を参照してください。
これらのシークレットを管理するテーブルを,JP1/IM - Managerの統合エージェントホスト管理DBに作成します。
(b) データ保存期間
テーブルは,インテリジェント統合管理データベースのセットアップ時に自動で作成されます。また,インテリジェント統合管理データベースのアンセットアップによって削除されます。