Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Manager


sdmimportdb(バックアップデータのリストア)

スマートデバイスマネージャーが管理するデータをバックアップ取得時の状態に復元(リストア)するコマンドです。

〈このページの構成〉

機能

ディスク障害などが発生した場合に、スマートデバイスマネージャーが管理するデータをバックアップ取得時の状態に復元(リストア)します。データの復元にはsdmexportdbコマンドで取得したバックアップファイルを使用します。

なお、このコマンドはスマートデバイスマネージャー上で実行してください。

形式

sdmimportdb[ -f バックアップ格納フォルダ名]

引数

-f バックアップ格納フォルダ名

復元する時点のバックアップファイルが格納されているフォルダを絶対パスで指定します。フォルダにはsdmexportdbコマンドでバックアップ先フォルダに作成されたyyyyMMddhhmmssのフォルダ名も指定してください。指定できるフォルダは、ローカルドライブのフォルダだけです。

空白を含むパスを指定する場合は、パスをダブルクォーテーション(")で囲んでください。

バックアップ格納フォルダパス長は、バックアップファイル名を含めて165文字(バイト)以内で指定してください。

使用できる文字は、半角英数字、半角スペース、および次に示す半角記号です。

「#」、「(」、「)」、「-」(ハイフン)、「.」(ピリオド)、「@」、「_」(アンダーバー)、パス区切りの「\

この引数を指定した場合、指定したフォルダをバックアップ格納フォルダとして使用します。

この引数を省略した場合は、次のフォルダ下にあるフォルダのうち、フォルダ名から最新のバックアップ格納フォルダを判断して使用します。

JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ\mgr\backup

(例)

フォルダ下に次のバックアップ格納フォルダが存在する場合、「\20140101060000」フォルダを復元データに使用します。

\20140101000000

\20140101060000

格納先

JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ\mgr\bin

実行権限

Administrator権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

注意事項

戻り値

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。または、コマンドの引数に指定したフォルダ名長が上限値を超えています。

12

コマンドの実行権限がありません。

13

指定されたサーバに誤りがあります。または、JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)の動作環境が不正です。

14

ファイルが存在しないか、アクセス権がありません。

15

ファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。

16

指定されたフォルダが存在しません。

17

指定されたフォルダへのアクセスエラーが発生しました。

18

ほかのコマンドを実行中です。

25

データベースのリストアに失敗しました。

30

データベースにアクセスできません。

150

そのほかのエラーが発生しました。

253

サービスが起動されていません。

使用例

2014年1月1日2時30分00秒にバックアップを取得したデータ(バックアップ格納先フォルダ:C:\tmp\backup\20140101023000)を使用し、バックアップからのリストアを実行する場合の使用例を次に示します。

sdmimportdb -f C:\tmp\backup\20140101023000

関連項目