Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Manager


4.9 Android端末にアプリケーションを配布・インストールする流れ

配布したいアプリケーションをJP1/ITDM2 - SDMに登録し、複数のAndroid端末に一括してインストールします。

事前にアプリケーションを配布し、別途インストールを指示することもできます。

アプリケーションの配布には、ネットワークに負荷がかかるため、事前に配布計画を立てる必要があります。

アプリケーションを配布・インストールする流れを次に示します。

  1. 組織のセキュリティ方針にのっとったアプリケーションを選定する

  2. アプリケーションの配布計画を立てる

    アプリケーションの配布・インストールを指示すると、Android端末での操作を伴わずにアプリケーションが配布されます。多数のAndroid端末に同時に配布を行うとネットワークの負荷が集中するため、50台ずつ5分ほど間隔を空けて実行するようにスケジュールを立ててください。

    なお、配布した結果を確認するには、インベントリ情報を収集する必要があります。

    (例)

    01:00〜03:00  アプリケーションのインストール指示を行う。
    22:00〜24:00  配布した端末からインベントリを収集する。
  3. 配布するアプリケーションをJP1/ITDM2 - SDMに登録する

  4. 配布するアプリケーションを通信サーバに配置する

    重要

    正しく配置したことを確認するため、アプリケーションの配布、またはインストールを指示する前に、テスト用端末などにインストールできるかどうかを確認します。

    インストールできない場合は、アプリケーション登録時のパッケージ名や通信サーバに配置したファイル名が正しいかを確認してください。

    メモ

    簡易配布の場合、この作業は不要です。

  5. 利用者にAndroid端末の電源を入れておくよう通知する

    配布またはインストールを指示するとき、Android端末の電源が入っていないと失敗となります。このため、事前に電源を入れておくよう通知してください。

  6. Android端末にアプリケーションの配布、またはインストールを指示する

    配布計画に従って、アプリケーションの配布またはインストールの指示を実施してください。1回の指示で対象とするAndroid端末は50台程度とし、実行後5分程度間隔を空けて実行することをお勧めします。

  7. インベントリ情報を収集する

    配布またはインストールの指示後、24時間を目安にインベントリ情報を収集してください。

  8. アプリケーションの配布またはインストール結果を確認する

    アプリケーションの配布・インストール状況は[Androidアプリケーション]画面およびsdmexportdistributestatusコマンドで確認できます。配布・インストールが失敗している場合は、対象のAndroid端末に対して、再度配布またはインストールを指示してください。

関連項目