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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


14.1.8 機器の変更履歴を管理する(変更履歴)

システム装置のCPU、メモリサイズ、ディスク容量の変更履歴を管理します。メモリサイズやディスク容量の変化を参照して、メモリ、ハードディスクドライブの増設や取り外しがあったことを確認できます。また、IPアドレスおよびMACアドレスの変更履歴も管理できます。

機器の変更履歴は、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報を登録する際に取得されます。

機器の変更履歴の管理は、業務メニュー「変更履歴」をクリックすると表示される変更履歴画面から実行します。変更履歴画面を次の図に示します。

図14‒13 変更履歴画面

[図データ]

検索結果一覧で、「資産番号」のアンカーをクリックすると、[機器詳細]ダイアログが表示されて、該当する機器の詳細を参照できます。

機器の変更履歴のメール通知

変更履歴を取得した場合、変更があった機器の台数を資産管理者にメールで通知させることができます。変更があった機器の台数をメールで通知する方法については、「7.9.8 機器の情報の変更通知」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 期間を指定して変更履歴を取得する

変更履歴画面では、機器の変更履歴として取得したい期間を、検索条件に指定します。検索を実行することで、指定した期間での、機器のCPU、メモリおよびディスク容量に関する変更履歴を調査できます。

「機器のCPU、メモリおよびディスク容量に変更があった時期を知りたい」、「機器ごとのシステム装置に関する変更履歴を知りたい」というようなときには、管理している部署を選択し、「変更日付」に履歴を知りたい期間の開始日と終了日を指定して検索します。

開始日を省略して終了日だけを指定した場合、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報を取得した日付のうち、最も古い日付から終了日までの履歴が取得されます。

また、終了日を省略して開始日だけを指定した場合、開始日から最新の日付までの履歴が取得されます。

(2) ネットワークアドレスの変更履歴を取得する

IPアドレスまたはMACアドレスに変更があったかどうかを知りたい場合は、検索条件に「ネットワークアドレス」を指定します。

ネットワークアドレス(IPアドレスおよびMACアドレス)の変更履歴を取得するには、あらかじめ業務メニュー「変更履歴取得項目」で、変更履歴を取得する項目としてIPアドレスまたはMACアドレスを設定しておく必要があります。変更履歴として取得する項目の設定については、「11.6 変更履歴として取得する項目の選択(変更履歴取得項目)」を参照してください。

「ネットワークアドレス」には、「IPアドレス - MACアドレス」の形式で、IPアドレスとMACアドレスが表示されます。ただし、どちらか片方だけを変更履歴として取得する設定になっている場合は、片方だけが表示されます。

注意事項

ネットワークアドレスの変更履歴は、MACアドレスの値をキーにして取得されます。そのため、変更履歴としてMACアドレスを取得しない設定になっている場合、IPアドレスの変更がないときも変更履歴が取得されることがあります。