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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


11.6 変更履歴として取得する項目の選択(変更履歴取得項目)

管理する目的に合わせて、機器の変更履歴として取得する項目を選択できます。

機器の変更履歴は、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報を登録する際に取得されます。そのため、機器の変更履歴を管理するには、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerとの連携が必要です。

変更履歴として取得する項目の選択は、業務メニュー「変更履歴取得項目」をクリックすると表示される変更履歴取得項目画面から変更できます。変更履歴取得項目画面を次の図に示します。

図11‒39 変更履歴取得項目画面

[図データ]

機器の変更履歴として取得できる項目が一覧で表示されます。ハードウェア資産情報の固有情報を使用して機器の情報を管理している場合、固有情報の変更履歴も取得できます。ここでの設定に合わせて取得された変更履歴は、「機器管理」以下の業務メニュー「変更履歴」、および[機器詳細]ダイアログの「変更履歴」タブで参照できます。

変更履歴を取得したい項目は、「取得」のチェックボックスをチェックして[更新]ボタンをクリックしてください。

変更履歴として取得しない項目は、「取得」のチェックボックスのチェックを外して[更新]ボタンをクリックしてください。

機器の変更履歴のメール通知

変更履歴を取得した場合、変更があった機器の台数を資産管理者にメールで通知させることができます。変更があった機器の台数をメールで通知する方法については、「7.9.8 機器の情報の変更通知」を参照してください。

注意事項
  • 業務メニュー「管理項目編集」で、変更履歴として取得できる項目を非表示に設定すると、変更履歴は取得されません。また、この画面にも表示されなくなります。

  • 「ネットワーク情報.IPアドレス」または「ネットワーク情報.MACアドレス」の項目の変更履歴を取得する場合、DHCP運用の機器の変更履歴が大量に取得されるおそれがあります。DHCP運用時にIPアドレスおよびMACアドレスの変更履歴を取得するかどうかは、[サーバセットアップ]ダイアログで選択できます。IPアドレスおよびMACアドレスの変更履歴を取得する設定については、「7.3.4(13) DHCPアドレスの変更履歴の取得」を参照してください。

  • 「ネットワーク情報.IPアドレス」または「ネットワーク情報.MACアドレス」の項目の変更履歴を取得する場合、IPアドレスおよびMACアドレスの変更履歴は、MACアドレスの値をキーにして取得されます。そのため、変更履歴としてMACアドレスを取得しない設定にすると、IPアドレスに変更がないときも変更履歴が取得されることがあります。