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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


7.3.4 基本情報の設定

「基本情報」では、操作画面に表示される項目、操作を実行する際の上限値などを設定します。

「基本情報」で設定する項目を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) PDFボタンの表示

「PDFボタンの表示」では、EURと連携して、[PDF]ボタンからPDFファイルを表示するかどうかを選択します。

EURと連携する場合、「表示する」を指定してください。

(2) PDFファイル作成時のタイムアウト時間

「PDFファイル作成時のタイムアウト時間」では、EURと連携して、PDFファイルを作成する際の終了時間を設定します。ここで設定した時間を超過した場合は、PDFファイルの作成処理がキャンセルされます。

この項目に0を設定した場合、PDFファイルの作成処理を終了するまで待ちます。ただし、Webブラウザの応答待ち時間のタイムアウトよりもPDFファイルの作成に時間が掛かる場合、Webブラウザとの接続が中断され、PDFファイルの作成が中断されることがあります。

なお、この項目は設定を省略できます。

(3) 検索結果の一覧表示行数

「検索結果の一覧表示行数」では、操作画面で検索した結果の一覧の表示件数を設定します。この設定は、検索結果がページで区切られていない画面に適用されます。検索結果がページで区切られている画面名は、<Asset Consoleのインストール先フォルダ>\help\ScreenWithPage.pdfを参照してください。ScreenWithPage.pdfに記載されていない画面に、この設定が適用されます。

なお、この項目は設定を省略できます。

(4) 表示件数欄の表示

「表示件数欄の表示」では、1ページに表示する検索結果の件数を指定する「表示件数」の欄を、操作画面上に表示するかどうかを選択します。この設定は、検索結果がページで区切られて表示される画面のうち、検索を実行する画面に適用されます。検索結果がページで区切られている画面名は、<Asset Consoleのインストール先フォルダ>\help\ScreenWithPage.pdfを参照してください。

(5) 1ページに表示する検索結果の件数

「1ページに表示する検索結果の件数」では、操作画面で検索した結果の、1ページに表示する件数を設定します。この設定は、検索結果がページで区切られて表示される画面に適用されます。検索結果がページで区切られている画面名は、<Asset Consoleのインストール先フォルダ>\help\ScreenWithPage.pdfを参照してください。

なお、この項目は設定を省略できます。

(6) 部署削除用の「ゴミ箱」部署ID

部署を削除した場合に、削除した部署に登録されていたユーザ情報を一時退避するために「ゴミ箱」という部署が自動的に作成されます。「部署削除用の「ゴミ箱」部署ID」では、「ゴミ箱」の部署IDを設定します。

なお、この項目は設定を省略できます。

(7) 設置場所削除用の「ゴミ箱」設置場所ID

設置場所を削除した場合に、削除した設置場所を一時退避するために「ゴミ箱」という設置場所が自動的に作成されます。「設置場所削除用の「ゴミ箱」設置場所ID」では、「ゴミ箱」の設置場所IDを設定します。

なお、この項目は設定を省略できます。

(8) ライセンス超過のしきい値

「ライセンス超過のしきい値」では、ソフトウェアのライセンスを超過して使用した場合に送信される警告のしきい値を設定します。しきい値は、%(パーセント)で設定します。保有数を超過して使用しているライセンスの通知方法については、「7.9.1 タスクの種類」を参照してください。

タスクスケジューラを使用して、ライセンス超過のメールを通知する場合、この項目は必ず設定してください。

(9) 自動ログインの設定

「自動ログインの設定」では、次に示す連携製品からAsset Consoleの情報を参照するときのログイン画面に、「次回以降は自動的にログインする」というチェックボックスを表示するかどうかを選択します。

「次回以降は自動的にログインする」にチェックしてログインすると、Cookieの有効期限内は、ログイン画面での「ユーザID」と「パスワード」の指定を省略できます。

(10) Cookie有効期限日数

「Cookie有効期限日数」では、次に示す連携製品からAsset Consoleの資産情報を参照する際、ログイン時の「ユーザID」と「パスワード」を保存して、次回から自動的にログインできる期限を日数で指定します。

なお、この項目は設定を省略できます。

(11) 部署別IPグループを使用した部署の設定

「部署別IPグループを使用した部署の設定」では、IPアドレスに合わせて、機器を使用している部署を設定するかどうかを選択します。IPアドレスに対応する部署は、業務メニュー「IPグループ管理」で登録します。また、「部署」は、ハードウェア資産情報の「IPアドレス」に合わせて設定されます。

この設定は、タスク「データメンテナンス(Asset Console)」の実行時に有効になります。ただし、タスク「データメンテナンス(Asset Console)」の実行時に有効にするには、設定ファイル(taskopt.ini)を変更する必要があります。設定ファイルの変更方法については、「7.9.3(3) 実施する作業の変更」を参照してください。

注意事項

「設定する」を選択した場合でも、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報から取得した値、または新規機器登録画面や[機器詳細]ダイアログで入力した値が設定されている場合は、上書きされません。そのため、すべての機器に対応するIPグループの部署の値を設定したい場合は、業務メニュー「一括変更」で、一度すべての「部署」の値を削除してください。また、業務メニュー「ITDM2管理情報取得」で、「資産情報.部署」の「上書き設定」が「上書きする(データがない場合は上書きしない)」に設定されていることを確認してください。

メモ

タスク「データメンテナンス(Asset Console)」を使用することで、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報から取得した値、または新規機器登録画面や[機器詳細]ダイアログで入力した値が設定されている場合でも、業務メニュー「IPグループ管理」での設定に合わせて部署を更新できます。タスク「データメンテナンス(Asset Console)」での設定方法については、「7.9.3 タスク「データメンテナンス(Asset Console)」で実施する作業の指定」を参照してください。

(12) 設置場所別IPグループを使用した設置場所の設定

「設置場所別IPグループを使用した設置場所の設定」では、IPアドレスに対応する設置場所を機器の「設置場所」に設定するかどうかを選択します。IPアドレスに対応する設置場所は、業務メニュー「IPグループ管理」で登録します。また、「設置場所」は、ハードウェア資産情報の「IPアドレス」に合わせて設定されます。

この設定は、タスク「データメンテナンス(Asset Console)」の実行時に有効になります。ただし、タスク「データメンテナンス(Asset Console)」の実行時に有効にするには、設定ファイル(taskopt.ini)を変更する必要があります。設定ファイルの変更方法については、「7.9.3(3) 実施する作業の変更」を参照してください。

注意事項

「設定する」を選択した場合でも、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報から取得した値、または新規機器登録画面や[機器詳細]ダイアログで入力した値が設定されている場合は、上書きされません。そのため、すべての機器に対応するIPグループの設置場所の値を設定したい場合は、業務メニュー「一括変更」で、一度すべての「設置場所」の値を削除してください。また、業務メニュー「ITDM2管理情報取得」で、「資産情報.設置場所」の「上書き設定」が「上書きする(データがない場合は上書きしない)」に設定されていることを確認してください。

メモ

タスク「データメンテナンス(Asset Console)」を使用することで、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報から取得した値、または新規機器登録画面や[機器詳細]ダイアログで入力した値が設定されている場合でも、業務メニュー「IPグループ管理」での設定に合わせて設置場所を更新できます。タスク「データメンテナンス(Asset Console)」での設定方法については、「7.9.3 タスク「データメンテナンス(Asset Console)」で実施する作業の指定」を参照してください。

(13) DHCPアドレスの変更履歴の取得

「DHCPアドレスの変更履歴の取得」では、機器のIPアドレスを変更した際に取得する変更履歴のうち、DHCPで割り当てられたIPアドレスの変更履歴を取得するかどうかを選択します。

DHCPサーバを使用している機器と判定されるのは、次のうちどれかに該当する場合です。

(14) 部署ツリー表示のソートキー

「部署ツリー表示のソートキー」では、部署ツリーや部署の一覧に表示される部署名のソートキーを、部署情報(GroupInfo)のプロパティから選択します。このソートキーが適用される画面およびダイアログを次に示します。

(15) 契約履歴の取得

「契約履歴の取得」では、契約情報の登録内容を契約履歴として管理するかどうかを選択します。

(16) 代行案件のデフォルト表示

「代行案件のデフォルト表示」では、受信トレイ画面の「代行案件も表示する」チェックボックスにデフォルトでチェックして、代行案件を表示するかどうかを選択します。

(17) 案件送信トレイからの新規作成

「案件送信トレイからの新規作成」では、案件を複写して新規に作成できるようにするかどうかを選択します。

(18) 保有機器検索画面の機器状態

「保有機器検索画面の機器状態」では、保有機器集計画面、保有機器一覧画面および関連機器登録画面の検索条件「機器状態」に表示する機器の状態を選択します。

(19) 変更履歴情報管理

「変更履歴情報管理」では、管理対象とする機器の初回の変更履歴を管理するかどうかを選択します。JP1/IT Desktop Management 2 - Managerから管理情報を取り込む性能を向上させたい場合は、「管理しない」を選択することをお勧めします。

(20) 監査ログ出力

「監査ログ出力」では、監査ログを出力するかどうかを選択します。

(21) 監査ログ出力先フォルダ名

「監査ログ出力先フォルダ名」では、監査ログを出力するフォルダを指定します。