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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


12.4.6 案件画面の定義例

Asset Consoleがサンプルで提供している案件「機器導入依頼票」を例に、Form Designerで案件画面を定義する手順を説明します。

  1. ウィンドウの属性を定義する。

    「ウィンドウ」メニューから、サイズ、背景色を設定します。

    ウィンドウの属性は、オブジェクトを定義しながら、随時変更できます。

  2. オブジェクトを挿入する。

    「オブジェクト」メニューから、案件画面に配置するオブジェクトを必要な数だけ挿入します。

  3. オブジェクトのスタイルを定義する。

    挿入したオブジェクトの一つを選択して、色、大きさ、フォントなどのスタイル属性を設定します。

    このオブジェクトのスタイル属性をコピーして、同じスタイル属性を設定したいほかのオブジェクトにはり付けます。スタイル属性をコピーすると、色やフォントに加えて大きさも同じになるため、案件画面のレイアウトを整えるのに便利です。

    なお、スタイル属性は、複数のオブジェクトを選択した状態で、一括して変更できます。

  4. オブジェクトの属性を定義する。

    オブジェクトの属性を一つずつ定義します。オブジェクトの属性は、スタイル属性のようにコピーしたり、複数のオブジェクトに対して一括で指定したりできません。

    案件の登録日、申請者名、申請者部署名などを、案件を表示したときの日時やログインユーザの情報から自動的に設定すると、案件作成者の作業を軽減できます。

  5. オブジェクトの属性に応じて、スタイルや補足を追加する。

    必須項目に指定した項目は、項目名の色を変えると、入力時にわかりやすくなります。

    また、日付のオブジェクト属性を設定した場合、年月日を区切る/(スラッシュ)を含めて「2004/12/25」のように入力することを、入力領域の横に補足として示すと、入力ミスを防げます。

    なお、記述例は、入力領域内に初期値として表示することもできます。

  6. プレビューで確認する。

    実際に表示される形式で、案件画面の内容を確認します。

  7. 登録する。

    案件定義画面に「作成中」の状態で表示されます。

    実際に運用する場合は、状態を「公開」に変更します。