Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


12.3.3 管理ノードに職権を設定する

ここでは、「承認者」や「受付窓口」など、作業を実行する権限を持ったユーザだけが作業を実行できるように、管理ノードに対して職権を設定する方法について説明します。

職権は、あらかじめ定義しておいた中から選択します。職権を定義する方法については、「12.2 案件を処理する権限を定義する(職権管理)」を参照してください。

注意事項

職権「案件監査者」(Incident_Auditor)は、案件の管理ノードに割り当てられません。

Flow Designerで、管理ノードに職権を設定する手順を次に示します。

  1. 職権を設定する管理ノードの「職権」アイコン([図データ])を選択して、[編集]ボタンをクリックする。

    [対象職権の定義]ダイアログが表示されます。

  2. 「職権保有者」のラジオボタンを選択状態にして、対象とする職権のチェックボックスをチェックする。

  3. [決定]ボタンをクリックする。

    [対象職権の定義]ダイアログが閉じて、指定した職権が管理ノードに設定されます。

[対象職権の定義]ダイアログを次の図に示します。

図12‒7 [対象職権の定義]ダイアログ

[図データ]

最初に案件を投入したユーザに戻して案件を完了させる場合

「機器導入依頼票」のように、最初に案件を投入したユーザが結果を確認して案件を完了するルートの場合、案件の最後の管理ノードに対して「案件投入者」を設定します。

この項目を選択すると、その前の作業者が処理を終了する際に、[送信先の選択]ダイアログは表示されないで、自動的に案件が投入者に送信されます。

なお、「案件投入者」のラジオボタンを選択状態にすると、「職権」のチェックボックスの指定は無効となります。

職権の設定を解除する場合

[対象職権の定義]ダイアログで、「職権保有者」のラジオボタンを選択状態にして、「職権」のチェックボックスのチェックをすべて外します。