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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


付録G.1 UNIXエージェント、Macエージェントのシステム情報の取得

ここでは、UNIXエージェント、Macエージェントのシステム情報の取得方法および確認方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) システム情報の取得手順

システム情報は、リモートインストールマネージャから「コンピュータ(UNIX)のシステム情報の取得」ジョブを実行して取得します。ここでは、画面遷移を中心に、システム情報の取得手順を説明します。

システム情報の取得手順を次に示します。

  1. [ジョブ定義]ウィンドウで[ファイル]−[ジョブ定義の新規作成]を選択する。

    [ジョブ定義の新規作成]ダイアログボックスが表示されます。

  2. ジョブ種別に「コンピュータ(UNIX)のシステム情報の取得」を指定し、[OK]ボタンをクリックする。

    [ジョブの作成]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [取得項目]パネルで、取得するシステム情報の項目を設定する。

    [取得項目]パネルの設定方法については、「付録G.1(2) [取得項目]パネルの設定」を参照してください。ダイアログボックス上に表示されるそのほかのパネルの種類および設定内容は次のとおりです。

    [ジョブ]パネル

    ジョブ名を設定します。[ジョブ]パネルの設定方法については、「10.2.3 [ジョブ]パネルの設定」を参照してください。

    [あて先]パネル

    システム情報を取得するホストを設定します。必ず一つ以上設定してください。[あて先]パネルの設定方法については、「10.2.4 [あて先]パネルの設定」を参照してください。

    [スケジュール]パネル

    配布管理システムおよび管理対象のコンピュータでのジョブ実行日時を設定します。[スケジュール]パネルの設定方法については、「10.2.5 [スケジュール]パネルの設定」を参照してください。

    [クライアント制御]パネル

    クライアント制御機能を使用するかどうかを設定できます。[クライアント制御]パネルの設定方法については、「10.2.6 [クライアント制御]パネルの設定」を参照してください。

  4. [実行]、[保存]、または[保存&実行]ボタンをクリックして、ジョブを保存または実行する。

    ジョブが保存または実行されます。

    ジョブを保存しておくと、ジョブが失敗した場合に再実行したり、既存のジョブを編集してジョブを新規作成する手間を省いたりできます。[保存]または[保存&実行]ボタンを使用していったんジョブを保存することをお勧めします。

  5. ジョブの実行状況を確認する。

    リモートインストールマネージャの[ファイル]メニューから、[新規作成]−[ジョブ実行状況]を選択して、[ジョブ実行状況]ウィンドウを表示します。

    システム情報の取得に関するジョブの実行状況は、「機器情報の収集」フォルダで確認できます。実行したジョブを選択すると、右枠に実行状況が表示されます。

  6. ジョブの実行が完了したら、取得したシステム情報を確認する。

    取得したシステム情報は、JP1/IT Desktop Management 2 の機器画面で確認します。システム情報の確認方法については、「付録G.1(4) 取得したシステム情報の確認」を参照してください。

(2) [取得項目]パネルの設定

[取得項目]パネルでは、OSがUNIXまたはMacのコンピュータから取得するシステム情報の項目について設定します。

ジョブ実行時のネットワークの転送量を削減したい場合は、「前回取得したシステム情報から変更された項目だけを取得する」を選択してください。

図G‒1 [取得項目]パネル

[図データ]

すべての項目を取得する

システム情報のすべての項目を取得する場合に指定します。初回は、こちらを選択してください。

前回取得したシステム情報から変更された項目だけを取得する

前回取得したシステム情報から変更された項目だけを取得する場合に指定します。

(3) システム情報を取得するときの注意事項

「コンピュータ(UNIX)のシステム情報の取得」ジョブ実行時の注意事項を次に示します。

(4) 取得したシステム情報の確認

取得したシステム情報は、JP1/IT Desktop Management 2の機器画面の[システム情報]タブと[ハードウェア情報]タブで確認できます。確認方法を次に示します。

  1. 機器画面の[機器一覧]画面で、システム情報を表示するホストを選択する。

  2. 下部のタブから[システム情報]タブと[ハードウェア情報]タブを選択する。

    システム情報が表示されます。

システム情報を取得したときに更新される項目は、ジョブ作成時の[取得項目]パネルでの設定によって次のように異なります。

「すべての項目を取得する」を選択した場合

既存のシステム情報がすべて削除され、エージェントから通知されたシステム情報が表示されます。

「前回取得したシステム情報から変更された項目だけを取得する」を選択した場合

エージェントからは、システム情報の変更部分だけが通知され、通知されたシステム情報が反映されます。

エージェント側で情報が取得できなかった項目は、配布管理システムに通知されません。エージェントから情報が通知されなかった場合、システム情報の更新時に項目が非表示になります。