Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


10.2.5 [スケジュール]パネルの設定

[スケジュール]パネルでは、配布管理システムおよび管理対象のコンピュータでのジョブ実行日時を設定します。

なお、設定した実行日時は1分間隔で監視されるため、ジョブの実行は最大で1分遅延する場合があります。

図10‒11 [スケジュール]パネル

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 配布管理システムでのジョブ実行日時の指定

配布管理システム側でジョブをすぐに実行するか、日時を指定して実行するかを選択します。

即時実行

ジョブをすぐに実行します。

日時を指定して実行

指定した日時にジョブを実行します。ジョブの登録日時、および実行期限も指定できます。日時を指定する際、「年」には西暦の下2けたを指定してください。「年」に70〜99を指定した場合は1900年代、00〜36を指定した場合は2000年代として扱われます。

なお、「日時を指定して実行」を設定したジョブを保存した場合、保存後にメニューや[F5]キーでジョブを実行すると、ジョブの実行日時の設定が「即時実行」に変更されます。

登録日時

配布管理システムにジョブを登録する日時を指定します。登録日時を指定する場合は、チェックボックスをオンにしてください。

多数のジョブを同一の実行日時でスケジュールすると、配布管理システムに一時的に負荷が掛かり、ジョブを実行する時刻が遅れることがあります。登録日時を指定することで、ジョブを実行する時刻が遅れることを回避できます。

実行日時

ジョブを実行する日時を指定します。

実行期限

指定した実行日時に実行されなかったジョブの、実行期限を指定します。実行期限を指定する場合は、チェックボックスをオンにしてください。

通常、実行日時になったジョブは実行されますが、指定した日時に配布管理システムが起動していなかったときなどは、ジョブが実行されません。実行されなかったジョブは、次回の配布管理システムの起動時に、実行期限が過ぎていなければ実行され、実行期限が過ぎていれば実行期限を過ぎたジョブとして実行されないで残ります。実行期限を過ぎて残っているジョブは、確認後、削除してください。

なお、配布管理システムで実行日時を指定してジョブを実行した場合、そのジョブの実行日時より前に次に示す操作をしないでください。ジョブが実行できなくなりジョブ定義が削除されます。

(2) エージェントでのジョブ実行日時の指定

エージェント側でジョブを実行する日時を設定します。エージェントでのジョブ実行日時を設定できるのは、次のジョブだけです。

注※

このジョブはMacエージェントにも適用できます。

エージェントでのジョブ実行日時の設定方法を示します。配布管理システムでのジョブ実行日時の指定と同様にジョブをすぐに実行するか、日時を指定して実行するかを選択します。

即時実行

ジョブをすぐに実行します。

日時を指定して実行

エージェント側でジョブを実行する日時を設定します。「年」には西暦の下2けたを設定してください。「年」に70〜99を指定した場合は1900年代、00〜36を指定した場合は2000年代として扱われます。

実行タイミングの設定

エージェント側でジョブを実行するタイミングを設定します。なお、「コンピュータ(UNIX)のソフトウェア情報の取得」ジョブの場合、選択できるのは、「稼働中に実行」だけです。

起動時に実行

エージェントのシステム起動時にジョブが実行されます。実行日時を設定している場合は、設定した日時以降の最初のシステム起動時にジョブが実行されます。

稼働中に実行

エージェントのシステム稼働中にジョブが実行されます。実行日時を設定している場合は、設定した日時にジョブが実行されます。ただし、設定した日時にエージェントが稼働していない場合は、次回のシステム起動時にジョブが実行されます。

停止時に実行

エージェントのシステム終了時にジョブが実行されます。