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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


7.11 管理用中継サーバの上位接続先を切り替える手順

管理用中継サーバの上位接続先を複数サーバ構成内の別の管理用サーバに切り替えるには、上位接続先をセットアップで変更します。管理用中継サーバの上位接続先を切り替える手順を次に示します。

管理用中継サーバの上位接続先を切り替えるには:

  1. 切り替え元の管理用中継サーバの上位接続先を、セットアップで変更します。

    切り替え元の管理用中継サーバで、Windowsの[スタート]メニュー−[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Manager]−[ツール]−[セットアップ]からJP1/IT Desktop Management 2 - Managerのセットアップを起動して、セットアップを実行してください。

  2. 切り替え元の管理用中継サーバが手順1.で設定した上位接続先の下位に接続されていることを確認します。

    手順1.で設定した上位接続先のホーム画面の[配下の管理用サーバの状況]タブで複数サーバ構成システムの階層構成を確認できます。

  3. 各管理用サーバで製品ライセンスを管理している場合は、統括管理用サーバでdistributelicenseコマンドを実行して、各管理用中継サーバに製品ライセンスの情報を設定します。

  4. リモートインストールマネージャを使用した配布を利用する場合、手順1.で設定した上位接続先、およびその上位の管理用サーバのリモートインストールマネージャで、切り替え元の管理用中継サーバをあて先とした「システム構成情報の取得」ジョブを実行します。

    リモートインストールマネージャでのジョブの作成および実行については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド」の、ジョブの作成についての説明を参照してください。

  5. 切り替え元の管理用中継サーバおよびその配下の管理用サーバに、切り替え前の上位の管理用サーバから適用されたハードウェア資産情報の追加管理項目およびソフトウェア検索条件が残っている場合は、それぞれの設定を削除します。

    ハードウェア資産情報の追加管理項目を削除するには、設定画面の[資産管理]−[資産管理項目の設定]画面で削除したい項目を選択して[削除]ボタンをクリックします。

    ソフトウェア検索条件を削除するには、設定画面の[機器]−[ソフトウェア検索条件の設定]画面で削除したい条件を選択して[削除]ボタンをクリックします。

  6. 切り替え元の管理用サーバで、上位の管理用サーバにすべての機器情報を通知します。

    上位の管理用サーバにすべての機器情報を通知するには、機器画面の[機器情報]−[機器一覧]画面で、[操作メニュー]の[上位の管理用サーバにすべての機器情報を通知する]を選択します。

    重要

    上位の管理用サーバに通知する機器情報との整合性を保つため、通知が完了するまで、操作画面およびコマンドで切り替え元の管理用サーバの機器情報を更新しないでください。すべての機器情報の通知が完了したかどうかは、切り替え元の管理用サーバのイベント画面で確認できます。

  7. 手順6.の通知先が管理用中継サーバの場合は、統括管理用サーバが機器情報を受信するまで、下位の階層から順に、手順6.と同様の手順で上位の管理用サーバに機器情報を通知します。

  8. 必要に応じて、手順1.で設定した上位接続先でJP1/IT Desktop Management 2の設定を見直します。

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