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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


17.3.3 jpcconf primmgr notifyコマンドを実行しても,ホスト名がプライマリーに配信されない

ホストがダウンするなど,何らかの理由でPFM - Managerのサービスが停止して,プライマリーのPFM - Managerへの配信が失敗したことが考えられます。ダウンしたマシンを復旧させ,再度,プライマリーとセカンダリーの切り替えを実施する手順を次に示します。

図17‒5 ダウンしたマシンを復旧させ,再度,プライマリーに設定するまでの流れ

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) マシンを復旧させる

ダウンしたプライマリーのマシンを復旧させ,セカンダリーと定義情報を一致させる手順を次に示します。

  1. マシンを復旧する。

    ダウンしたマシンを復旧させたり,新たに構築し直したりして稼働できる状態にしてください。これらの作業はPFM - ManagerとPFM - Web Consoleとで実施してください。

  2. 他製品連携の設定をする。

    詳細については「11.3.3 監視二重化で他システムとの連携を設定する方法」を参照してください。

  3. プライマリーとセカンダリーとで定義情報を一致させる。

    監視二重化時は,プライマリーとセカンダリーとで必ず定義情報を一致させておいてください。一致させる必要のある項目の詳細については「11.1.3 監視二重化の定義情報」を参照してください。

  4. 定義情報をエクスポートする。

    この作業は,セカンダリーのPFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleで実施してください。詳細については,「11.5.2 定義情報をエクスポートする手順」を参照してください。

  5. セカンダリーでエクスポートした定義情報を,プライマリーへコピーする。

    この作業は,PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleで実施してください。

    コピーは出力先フォルダ,または出力先ディレクトリごとに実施してください。ファイル構成は変更しないでください。

  6. 定義情報をインポートする。

    この作業は,プライマリーのPFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleで実施してください。詳細については,「11.5.3 定義情報をインポートする手順」を参照してください。

(2) 復旧したマシンのホストと,現在プライマリーとして稼働しているホストを切り替える

復旧したマシンのホストを再度,プライマリーとして設定するには,プライマリーとセカンダリーの切り替えを実施します。「11.7.1 プライマリーとセカンダリーの切り替えの流れ」を参照してください。なお,この場合,「セカンダリー」を「復旧したマシン」と読み替えてください。