11.5.3 定義情報をインポートする手順
定義情報をインポートする手順を,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleに分けて説明します。
(1) PFM - Managerの定義情報のインポート
jpctool config mgrexportコマンドでエクスポートしたPFM - Managerの定義情報ファイルをインポートします。
jpctool config mgrimportコマンドを実行して,PFM - Managerの定義情報をインポートする手順を次に示します。
-
定義情報ファイルをコピーする。
jpctool config mgrexportコマンドでエクスポートしたPFM - Managerの定義情報ファイルをコピーします。
-
インポート先のPFM - Managerがインストールされているホストにログインする。
-
jpctool config mgrimportコマンドを実行して,PFM - Managerの定義情報をインポートする。
例えば,手順1でコピーした/tmp/pfmimportディレクトリにあるPFM - Managerの定義情報をインポートする場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpctool config mgrimport -d /tmp/pfmimport
jpctool config mgrimportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
(2) PFM - Web Consoleの定義情報のインポート
PFM - Web Consoleの定義情報をインポートする場合,手動でデータをコピーする必要があります。データのコピーにはホスト名を使用するため,事前にコピー元とコピー先のホスト名の確認をしてください。それぞれのホスト名の確認方法を次に示します。
PFM - Web Consoleの定義情報をコピーする手順を次に示します。ここでは,コピー元データの格納先を「C:\backup」として説明します。
-
コピー元のホスト名
初期設定ファイル(C:\backup\jp1pcwcbackup\jp1pcWebCon\conf\config.xml)のhostの値を確認してください。
-
コピー先のホスト名
インポート先にある初期設定ファイル(config.xml)のhostの値を確認してください。
-
コピー先のPFM - Web Consoleホストにログインする。
-
jpcwstopコマンドを実行して,ホスト内のPFM - Web Consoleのサービスを停止する。
jpcwstopコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
-
コピー先にあるデータを削除または退避する。
ブックマークの定義情報およびプロセス監視の定義テンプレートの定義情報をコピーする場合,次のコピー先ディレクトリは空にしておく必要があります。データがある場合は,ディレクトリ配下のすべてのデータを削除または退避し,コピー先ディレクトリを空にしてください。
-
ブックマークの定義情報
コピー先にある初期設定ファイル(config.xml)のbookmarkRepositoryに設定されているディレクトリ
-
プロセス監視の定義テンプレートの定義情報
初期設定ファイル(config.xml)のprocessMonitoringTemplatesRepositoryに設定されているディレクトリ
- 重要
-
-
コピー先のPFM - Web Consoleを一度も起動していない場合は,ディレクトリを作成する必要があります。
-
設定値がコメントアウトされている,または空白の場合は,デフォルトの格納先ディレクトリがコピー先ディレクトリとなります。
デフォルトの格納先ディレクトリについては,「11.5.2(2) PFM - Web Consoleの定義情報のエクスポート」を参照してください。
-
-
-
ブックマークの定義情報をコピーする。
コピー先にある初期設定ファイル(config.xml)のbookmarkRepositoryの値を確認し,設定値に応じて次の作業を実施してください。
-
設定値がコメントアウトされている,または空白の場合
「C:\backup\jp1pcwcbackup\bookmarks\ホスト名(コピー元)」配下のファイルを「インストール先フォルダ\bookmarks\ホスト名(コピー先)」にコピーしてください。
-
設定値がある場合
「C:\backup\jp1pcwcbackup\bookmarks\ホスト名(コピー元)」配下のファイルを「bookmarkRepositoryに設定されているディレクトリ\ホスト名(コピー先)」にコピーしてください。
-
-
プロセス監視の定義テンプレートの定義情報をコピーする。
インポート先にある初期設定ファイル(config.xml)のprocessMonitoringTemplatesRepositoryの設定値を確認し,設定値に応じて次の作業を実施してください。
-
設定値がコメントアウトとなっているまたは空白の場合
「C:\backup\jp1pcwcbackup\processMonitoringTemplates」配下のファイルを「インストール先フォルダ\processMonitoringTemplates」にコピーしてください。
-
設定値がある場合
「C:\backup\jp1pcwcbackup\processMonitoringTemplates」配下のファイルを「processMonitoringTemplatesRepositoryに設定されているディレクトリ」にコピーしてください。
-
-
jpcwstartコマンドを実行して,ホスト内のPFM - Web Consoleのサービスを起動する。