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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


11.5.3 定義情報をインポートする手順

定義情報をインポートする手順を,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleに分けて説明します。

〈この項の構成〉

(1) PFM - Managerの定義情報のインポート

jpctool config mgrexportコマンドでエクスポートしたPFM - Managerの定義情報ファイルをインポートします。

jpctool config mgrimportコマンドを実行して,PFM - Managerの定義情報をインポートする手順を次に示します。

  1. 定義情報ファイルをコピーする。

    jpctool config mgrexportコマンドでエクスポートしたPFM - Managerの定義情報ファイルをコピーします。

  2. インポート先のPFM - Managerがインストールされているホストにログインする。

  3. jpctool config mgrimportコマンドを実行して,PFM - Managerの定義情報をインポートする。

    例えば,手順1でコピーした/tmp/pfmimportディレクトリにあるPFM - Managerの定義情報をインポートする場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool config mgrimport -d /tmp/pfmimport

    jpctool config mgrimportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

(2) PFM - Web Consoleの定義情報のインポート

PFM - Web Consoleの定義情報をインポートする場合,手動でデータをコピーする必要があります。データのコピーにはホスト名を使用するため,事前にコピー元とコピー先のホスト名の確認をしてください。それぞれのホスト名の確認方法を次に示します。

PFM - Web Consoleの定義情報をコピーする手順を次に示します。ここでは,コピー元データの格納先を「C:\backup」として説明します。

  1. コピー先のPFM - Web Consoleホストにログインする。

  2. jpcwstopコマンドを実行して,ホスト内のPFM - Web Consoleのサービスを停止する。

    jpcwstopコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

  3. コピー先にあるデータを削除または退避する。

    ブックマークの定義情報およびプロセス監視の定義テンプレートの定義情報をコピーする場合,次のコピー先ディレクトリは空にしておく必要があります。データがある場合は,ディレクトリ配下のすべてのデータを削除または退避し,コピー先ディレクトリを空にしてください。

    • ブックマークの定義情報

      コピー先にある初期設定ファイル(config.xml)のbookmarkRepositoryに設定されているディレクトリ

    • プロセス監視の定義テンプレートの定義情報

      初期設定ファイル(config.xml)のprocessMonitoringTemplatesRepositoryに設定されているディレクトリ

    重要
    • コピー先のPFM - Web Consoleを一度も起動していない場合は,ディレクトリを作成する必要があります。

    • 設定値がコメントアウトされている,または空白の場合は,デフォルトの格納先ディレクトリがコピー先ディレクトリとなります。

      デフォルトの格納先ディレクトリについては,「11.5.2(2) PFM - Web Consoleの定義情報のエクスポート」を参照してください。

  4. ブックマークの定義情報をコピーする。

    コピー先にある初期設定ファイル(config.xml)のbookmarkRepositoryの値を確認し,設定値に応じて次の作業を実施してください。

    • 設定値がコメントアウトされている,または空白の場合

      C:\backup\jp1pcwcbackup\bookmarks\ホスト名(コピー元)」配下のファイルを「インストール先フォルダ\bookmarks\ホスト名(コピー先)」にコピーしてください。

    • 設定値がある場合

      C:\backup\jp1pcwcbackup\bookmarks\ホスト名(コピー元)」配下のファイルを「bookmarkRepositoryに設定されているディレクトリ\ホスト名(コピー先)」にコピーしてください。

  5. プロセス監視の定義テンプレートの定義情報をコピーする。

    インポート先にある初期設定ファイル(config.xml)のprocessMonitoringTemplatesRepositoryの設定値を確認し,設定値に応じて次の作業を実施してください。

    • 設定値がコメントアウトとなっているまたは空白の場合

      C:\backup\jp1pcwcbackup\processMonitoringTemplates」配下のファイルを「インストール先フォルダ\processMonitoringTemplates」にコピーしてください。

    • 設定値がある場合

      C:\backup\jp1pcwcbackup\processMonitoringTemplates」配下のファイルを「processMonitoringTemplatesRepositoryに設定されているディレクトリ」にコピーしてください。

  6. jpcwstartコマンドを実行して,ホスト内のPFM - Web Consoleのサービスを起動する。