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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


11.5.2 定義情報をエクスポートする手順

定義情報をエクスポートする手順を,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleに分けて説明します。

〈この項の構成〉

(1) PFM - Managerの定義情報のエクスポート

jpctool config mgrexportコマンドを実行して,PFM - Managerの定義情報をエクスポートする手順を次に示します。

  1. PFM - Managerがインストールされているホストにログインする。

  2. jpctool alarm unappliedコマンド,または監視コンソールの[アラーム反映状況の確認]画面からアラーム反映状態を確認する。

    アラーム反映状態が完了または停止中であることを確認してください。完了または停止中でない場合は,反映状態に応じて完了になるまで対処してください。反映状態の確認方法および対処方法については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のjpctool alarm unappliedコマンドおよびjpctool config alarmsyncコマンドについて説明している個所,または「6.6.5 アラーム反映状態を確認する」を参照してください。

  3. jpctool config mgrexportコマンドを実行して,PFM - Managerの定義情報をエクスポートする。

    例えば,/tmp/pfmexportディレクトリにPFM - Managerの定義情報をエクスポートする場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool config mgrexport -d /tmp/pfmexport

    jpctool config mgrexportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

(2) PFM - Web Consoleの定義情報のエクスポート

jpcwbackupコマンドを実行し,PFM - Web Consoleの定義情報のバックアップファイルを作成します。作成されたバックアップファイルの一部をエクスポートデータとして使用します。

エクスポートが必要なPFM - Web Consoleの定義情報ファイルを次に示します。

PFM - Web Consoleの定義情報をエクスポートする手順を次に示します。

  1. PFM - Web Consoleがインストールされているホストにログインする。

  2. コマンド実行パスへ移動する。

    • Windowsの場合

      インストール先フォルダ\tools

    • UNIXの場合

      /opt/jp1pcwebcon/tools

  3. jpcwbackupコマンドを実行して,定義情報をバックアップする。

    コマンド実行時の注意事項を次に示します。

    • バックアップ先にはネットワークドライブを指定しないでください。

    • バックアップの実行中に,定義情報およびシステム構成を変更しないでください。

    • 管理者ユーザーだけが実行できるすべての変更操作を実行しないでください。

    例えば,c:\backupディレクトリに定義情報をバックアップする場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcwbackup -d c:\backup

    jpcwbackupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。