6.6.5 アラーム反映状態を確認する
エージェント階層のメッセージエリア,および[アラーム反映状況の確認]画面で,アラーム情報が監視エージェントに反映されたかどうかを確認できます。反映が完了していない場合は,正しく監視できていないおそれがあります。この場合,[アラーム反映状況の確認]画面からアラーム情報を反映し直してください。
ここで説明するアラーム情報には,監視エージェントに対するバインド・アンバインド,バインド済みのアラーム定義の更新,アクション定義の更新など,アラームに関する操作の結果が含まれます。これらの操作を実施したあとは,アラーム反映状態を確認することをお勧めします。詳細については,「6.6.5(1) アラーム反映状態を確認する契機」を参照してください。
なお,アラーム反映状態の確認およびアラーム情報の反映は,次のコマンドを使用して実施することもできます。
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jpctool alarm unappliedコマンド(アラーム反映状態を確認する場合)
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jpctool config alarmsyncコマンド(アラーム情報を反映し直す場合)
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監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。
管理ユーザー権限のユーザーアカウントでログインする必要があります。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側にログインしてください。
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[メイン]画面のナビゲーションフレームで[エージェント階層]タブを選択する。
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[エージェント階層]画面のナビゲーションフレームに「アラーム情報の反映が完了していません」というメッセージが表示されているかどうかを確認する。
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メッセージが表示されていない場合
アラーム情報の反映が完了しています。以降の操作は不要です。
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メッセージが表示されている場合
しばらく待ってから[最新情報に更新]をクリックします。それでもメッセージが消えない場合は,手順4以降を実施してください。
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メッセージをクリックして,[アラーム反映状況の確認]画面を表示する。
メソッドフレームの[アラーム反映状況の確認]をクリックしても画面を表示できます。
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反映待ちのサービスがある場合は,5分程度待ってから[最新情報に更新]をクリックして,「反映待ちのサービスはありません」というメッセージが表示されることを確認する。
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[反映状況]タブ,[非対応]タブ,および[サービス停止]タブを確認する。
アラームに関する操作の結果が反映されていない監視エージェントのサービスが表示されます。サービスの状態に応じて,次のとおり対処してください。
表6‒11 アラーム反映状態に応じた対処方法(Webブラウザの場合) タブ
反映状態
説明
対処
反映状況
反映失敗
アラーム情報の反映に失敗,または反映処理がタイムアウトしている。
[すべてに反映]ボタン,または[反映]ボタンをクリックして,アラーム情報を反映し直す。※
状態不明
アラーム情報の反映状態が不明である。
要因に応じて対処する。詳細については,「6.9.4(4) 反映状態が「状態不明」になる場合について」を参照。
非対応
非対応
アラーム情報の反映に失敗,または反映処理がタイムアウトしている。かつ,[反映状況]タブでの反映操作に対応していないバージョンのサービスである。
表示されているAction Handlerサービスを再起動する。
サービス停止
停止中
サービスが停止中のため,アラーム情報を反映できない。
表示されているメッセージに従って対処する。ただし,サービスが停止していても問題ない場合は,対処不要。
- 注※
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一度に多数のサービスに反映すると,監視マネージャーの動作が遅くなることがあります。
また,jpctool config syncコマンド,およびjpctool config alarmsyncコマンドを実行中の場合は,反映できません。
これらの対処を実施しても反映が完了しない場合は,次の内容を確認してください。
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対象のサービスがスタンドアロンで起動していないか
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対象のサービスがビジーになっていないか
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接続先PFM - Managerのホスト名が誤っていないか
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監視二重化の環境の場合,プライマリーとセカンダリーの設定が逆になっていないか
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[アラーム反映状況の確認]画面を再表示,または[最新情報に更新]をクリックして,最新のアラーム反映状況を表示し,画面にサービスが表示されなくなることを確認する。
- 〈この項の構成〉
(1) アラーム反映状態を確認する契機
アラームに関する操作を実施すると,その結果(アラーム情報)が監視エージェントに反映されます。アラーム情報の反映が完了していない場合は,正しく監視できていないおそれがあります。そのため,操作を実施したあとは,アラーム反映状態を確認することをお勧めします。
アラーム反映状態を確認する契機となる操作を,次の表に示します。
項番 |
分類 |
操作 |
---|---|---|
1 |
バインド情報の更新 |
監視エージェントに対して次の操作を実施したとき
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2 |
アラーム定義の更新 |
バインド済みのアラームテーブルに含まれるアラームに対して,次の操作を実施したとき
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3 |
アクション定義の更新 |
アクションハンドラに「LOCAL」を指定している場合に,次の操作を実施したとき
アクションハンドラにリモートアクションを設定している場合に,次の操作を実施したとき
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4 |
アラーム情報の手動反映 |
項番1〜3の操作対象となる監視エージェントまたはアクションハンドラに対して,次の操作を実施したとき
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5 |
アラーム反映先の監視エージェントまたはアクションハンドラの起動 |
項番1〜4の操作対象となる監視エージェントまたはアクションハンドラに対して,次の操作を実施したとき
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