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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


11.3.3 監視二重化で他システムとの連携を設定する方法

監視二重化する環境でほかのJP1製品と連携する場合,プライマリーとセカンダリーで同じ内容を設定する必要があります。

連携製品ごとの設定について説明します。

〈この項の構成〉

(1) JP1/IMと連携する場合

JP1/IMと連携する場合の設定は監視二重化にしていない場合と同じです。詳細については「12. 統合管理製品(JP1/IM)と連携した稼働監視」を参照してください。

重要

(2) JP1/SLMと連携する場合

JP1/SLMと連携する場合の設定は監視二重化にしていない場合と同じです。詳細については「13. JP1/SLMと連携した監視」を参照してください。

重要

1つのJP1/SLMに対しては1つのPFM - Managerだけ連携できます。プライマリーがダウンした場合でも,PFM - AgentおよびPFM - RMからは継続してパフォーマンス情報を送信するため,JP1/SLMでのサービス監視は継続してできます。ただし,JP1/SLMから監視の開始および終了などのPerformance Managementへの操作はできません。そのため,プライマリーがダウンした場合は,接続先をセカンダリーに切り替える必要があります。

(3) JP1/AJS3と連携する場合

JP1/AJS3と連携する場合の設定は監視二重化にしていない場合と同じです。詳細については「14. JP1/AJS3と連携した監視」を参照してください。

重要

JP1/AJS3から直接Performance Managementのレポートを表示する場合は,監視マネージャーがプライマリーかセカンダリーかにかかわらず,JP1/AJS3 - Web Consoleの環境設定ファイル(ajs3web.conf)で指定したPFM - Web Consoleに接続します。指定したPFM - Web Consoleに接続できない場合は,レポートが表示されません。

このような問題を回避するため,監視二重化の環境の場合は,プライマリーとセカンダリーのPFM - Web Consoleそれぞれに,別のJP1/AJS3 - Web Consoleをセットアップしてください。