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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


案件情報入力ファイル(任意)

〈このページの構成〉

説明

JP1/Service Supportに登録する案件情報を入力したファイルです。このファイルは,CSV形式で作成する必要があります。このファイルの内容をJP1/Service Supportに登録するには,jssitemimportコマンドを実行する必要があります。

形式

#コメント文(改行)
"プロセスワークボードID","タイトル","重大度","影響度","優先度",・・・(改行)
"プロセスワークボードID","タイトル","重大度","影響度","優先度",・・・(改行)
  :
  :

#で始まる行はコメント扱いとなります。

(凡例)

(改行):改行を示す

ファイル名

任意のファイル名を使用します。

格納先フォルダ

jssitemimportコマンドを実行するホストの任意のフォルダ

定義の反映時期

jssitemimportコマンドを実行すると,このファイルの内容がJP1/Service Supportに反映されます。

記述内容

次の表に示す順序に従って案件情報を指定してください。

表13‒17 案件情報入力ファイルで指定する案件情報(行単位)

指定順序

項目名

設定できる文字

設定できるバイト数※1

指定要否

1

プロセスワークボードID

半角英数字

1〜64バイト

2

タイトル

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

1〜512バイト

3

重大度

コードマッピングファイルで定義された値

4

影響度

コードマッピングファイルで定義された値

5

優先度

コードマッピングファイルで定義された値

6

案件種別

コードマッピングファイルで定義された値

7

問題分野

コードマッピングファイルで定義された値

8

ステータス

コードマッピングファイルで定義された値

9

作業状況

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

10

結果

コードマッピングファイルで定義された値

11

更新日時※2

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

12

発生日時

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

13

登録日時

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

14

開始日時

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

15

担当者種別

「USER」または「ROLE」のどちらか

16

担当者

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

17

担当者ID

半角英数字と「_(アンダーバー)」

64バイト以内

18

作業期限

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

19

回答責任者種別

「USER」または「ROLE」のどちらか

※4

20

回答責任者

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

※4

21

回答責任者ID

半角英数字

64バイト以内

※4

22

完了日時

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

23

顧客名

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

1,024バイト以内

24

問い合わせ者

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

25

費用(予算)

0〜2147483647の整数

26

費用(実績)

0〜2147483647の整数

27

影響業務

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

28

概要

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

29

現象種別

コードマッピングファイルで定義された値

30

要因

コードマッピングファイルで定義された値

31

根本原因

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

32

回避策種別

コードマッピングファイルで定義された値

33

回避策

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

34

解決区分

コードマッピングファイルで定義された値

35

解決策

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

36

問題個所とバージョン

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

1,024バイト以内

37

再発防止のための考察

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

38

スケジュール,手順概要

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

39

変更の影響評価

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

40

変更の規模

コードマッピングファイルで定義された値

41

リリースタイプ

コードマッピングファイルで定義された値

42

審議結果

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

43

フリー記入欄

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

44

重大度の理由

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

512バイト以内

45

影響度の理由

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

512バイト以内

46

優先度の理由

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

512バイト以内

47

プロダクト名

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

1,024バイト以内

48

ジョブネット名

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

1,024バイト以内

49

ジョブ名

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

1,024バイト以内

50

SNMPソース

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

1,024バイト以内

51

監視ノード名

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

52

アラーム名

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

53

拡張テキストデータ01

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

54

拡張テキストデータ02

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

55

拡張テキストデータ03

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

56

拡張テキストデータ04

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

57

拡張テキストデータ05

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

4,096バイト以内

58

拡張テキストデータ06

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

59

拡張テキストデータ07

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

60

拡張テキストデータ08

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

61

拡張テキストデータ09

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

62

拡張テキストデータ10

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

63

拡張テキストデータ11

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

64

拡張テキストデータ12

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

65

拡張テキストデータ13

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

66

拡張テキストデータ14

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

67

拡張テキストデータ15

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

2,048バイト以内

68

拡張テキストデータ16

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

512バイト以内

69

拡張テキストデータ17

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

512バイト以内

70

拡張テキストデータ18

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

512バイト以内

71

拡張テキストデータ19

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

512バイト以内

72

拡張テキストデータ20

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

512バイト以内

73

拡張時刻データ01

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

74

拡張時刻データ02

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

75

拡張時刻データ03

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

76

拡張時刻データ04

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

77

拡張時刻データ05

「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3

78

拡張コードデータ01

コードマッピングファイルで定義された値

79

拡張コードデータ02

コードマッピングファイルで定義された値

80

拡張コードデータ03

コードマッピングファイルで定義された値

81

拡張コードデータ04

コードマッピングファイルで定義された値

82

拡張コードデータ05

コードマッピングファイルで定義された値

83

拡張数値データ01

0〜2147483647の整数または空白

84

拡張数値データ02

0〜2147483647の整数または空白

85

拡張数値データ03

0〜2147483647の整数または空白

86

拡張数値データ04

0〜2147483647の整数または空白

87

拡張数値データ05

0〜2147483647の整数または空白

88

拡張ユーザ情報種別01※5

「USER」または「ROLE」のどちらか

※6

89

拡張ユーザ情報01※5

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

90

拡張ユーザ情報ID01※5

半角英数字

64バイト以内

91

拡張ユーザ情報種別02※5

「USER」または「ROLE」のどちらか

※6

92

拡張ユーザ情報02※5

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

93

拡張ユーザ情報ID02※5

半角英数字

64バイト以内

94

拡張ユーザ情報種別03※5

「USER」または「ROLE」のどちらか

※6

95

拡張ユーザ情報03※5

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

96

拡張ユーザ情報ID03※5

半角英数字

64バイト以内

97

拡張ユーザ情報種別04※5

「USER」または「ROLE」のどちらか

※6

98

拡張ユーザ情報04※5

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

99

拡張ユーザ情報ID04※5

半角英数字

64バイト以内

100

拡張ユーザ情報種別05※5

「USER」または「ROLE」のどちらか

※6

101

拡張ユーザ情報05※5

制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外

255バイト以内

102

拡張ユーザ情報ID05※5

半角英数字

64バイト以内

(凡例)

−:指定できる値が決まっているため,その値が設定できるバイト数となる

○:指定が必要な項目

△:必要に応じて指定する項目

注※1

指定した文字列に全角文字が含まれる場合,全角文字は3バイトまたは4バイトに換算されます。

注※2

案件情報入力ファイルで更新日時を指定しても,JP1/Service Supportには,jssitemimportコマンドを実行した時間で登録されます。

注※3

YYYYは年,MMは月,DDは日,hhは時,mmは分,ssは秒を表します。指定できる範囲は1970/01/02 00:00:00〜2036/12/31 23:59:59です。例えば,2007年5月10日の10時30分25秒を設定する場合,「2007/05/10 10:30:25」となります。

注※4

回答責任者に関連する項目を入力する場合,回答責任者種別,回答責任者,回答責任者IDすべてを入力する必要があります。すべて入力されていなかった場合,エラーとなります。

注※5

案件ごとに参照権限を設定した場合,案件の参照権限を設定する項目として,拡張ユーザー情報01〜05から一つ選定されています。選定した拡張ユーザー情報には,案件の参照権限所有者を設定してください。なお,拡張ユーザー情報は,拡張ユーザ情報種別,拡張ユーザ情報,および拡張ユーザ情報IDで構成されています。

案件ごとに参照権限を設定する場合の環境設定については,「9.13 案件ごとに参照権限を設定するための環境設定」を参照してください。

注※6

拡張ユーザ情報IDとの組み合わせによって,存在しないユーザーまたはロールが指定されていた場合は,エラーとなります。

1行で1案件の情報となります。案件情報の各項目は「"(ダブルクォーテーション)」で囲み,「,(コンマ)」で区切ります。プロセスワークボードIDタイトル,ステータス担当者種別担当者,および担当者ID以外は任意指定ですが,項目は省略できません。指定しない場合でも「"(ダブルクォーテーション)」で該当項目を囲んでください。また,各項目の指定順序も決まっています。

「重大度」を省略した場合の例を次に示します。

"プロセスワークボードID","タイトル","","影響度","優先度",...(改行)

注意事項

定義例

プロセスワークボードID「AWebSystem」に複数の案件情報を登録する場合の定義例を次に示します。

"AWebSystem","システム障害","緊急","小","標準","障害","アプリケーション","受付","作業着手前","未確認","登録","2006/10/30 10:15:30","2006/10/29 23:55:40","2006/10/30 10:15:30"・・・(改行)
"AWebSystem","システム障害","警告","中","標準","障害","ミドルウェア","受付","作業着手前","未確認","登録","2006/10/30 10:15:30","2006/10/30 08:30:30","2006/10/30 10:15:30"・・・(改行)
"AWebSystem","プロセス異常終了","致命的","大","至急","障害","アプリケーション","受付","作業着手前","未確認","登録","2006/10/30 10:15:30","2006/10/30 09:14:40","2006/10/30 10:15:30"・・・(改行)
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