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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


jssitemimportEx(案件情報拡張インポート)

〈このページの構成〉

機能

JP1/Service Supportの案件管理DBに,新しく案件情報を登録します。なお,jssitemexportExコマンドで出力したCSVファイルも登録できます。

jssitemimportExコマンドを実行すると,すべての案件情報拡張入力ファイルの内容が正しいか確認され,そのあとに案件の登録処理が開始されます。案件情報拡張入力ファイルに不正なデータが存在した場合,案件は登録されません。

形式

jssitemimportEX -i 入力元フォルダ名
                {-ALL | -s -id システムID | -p -id プロセスワークボードID}
                [-latest]

実行権限

Administrators権限

格納先フォルダ

JP1/SSパス\bin\

引数

-i 入力元フォルダ名

入力元ファイルの格納先フォルダ名を,80バイト以下の文字列で指定します。このとき,半角文字を1バイト,全角文字を2バイトとして換算します。フォルダ名は,絶対パスまたは相対パスで指定できますが,相対パスで指定した場合も,絶対パスに変換したあとの文字列が80バイト以下になるように指定してください。なお,UNCパスは指定できません。

入力元フォルダは,jssitemexportExコマンドの出力先フォルダと同じ構成にする必要があります。また,案件情報の入力元となるファイル(案件情報CSVファイル,関連情報CSVファイル,および添付ファイル)も,jssitemexportExコマンドで出力されるファイルと同じ形式にしてください。なお,案件情報CSVファイルおよび関連情報CSVファイルには,ファイル名称に規則があります。

注※

案件情報CSVファイル,関連情報CSVファイル,および添付ファイルを総称して,案件情報拡張入力ファイルと呼びます。

jssitemexportExコマンドでの案件情報の出力先フォルダ,および入力元となるファイルの形式については,「12. コマンド」の「jssitemexportEx(案件情報拡張エクスポート)」を参照してください。案件情報CSVファイル,関連情報CSVファイル,および添付ファイルの形式とファイル名称の詳細については,「13. 定義ファイル」の「案件情報拡張入力ファイル(任意)」を参照してください。

-ALL

すべてのシステムを対象として,案件情報を登録する場合に指定します。この場合,マスターシステムも対象になります。

-s id システムID

システムを選択して,案件情報を登録する場合に指定します。システムIDは,1バイト以上64バイト以下の半角英数字で指定します。

-p -id プロセスワークボードID

プロセスワークボードを選択して,案件情報を登録する場合に指定します。プロセスワークボードIDは,1バイト以上64バイト以下の半角英数字で指定します。

-latest

-iオプションで指定した入力対象のうち,最新のデータ(「DATATYPE」が最新)だけを登録する場合に指定します。この場合,エスカレーション情報は,登録されません。

戻り値

戻り値

意味

0

正常終了

1

案件登録中に失敗

2

案件登録前に失敗

案件情報CSVファイルに指定する項目

案件情報CSVファイルのボディ部には,指定が必須な項目があります。案件情報CSVファイルの項目および項目の説明については,「13. 定義ファイル」の「案件情報拡張入力ファイル(任意)」を参照してください。

なお,案件情報の入力元となる案件情報CSVファイルを作成する際,ヘッダー部,ボディ部の1行目(属性名),およびフッター部を省略しても,案件情報を登録できます。

関連情報CSVファイルに指定する項目

関連情報CSVファイルのボディ部の項目は,すべて任意で指定します。また,ヘッダー部を省略できます。なお,関連情報CSVファイルの項目および項目の説明については,「13. 定義ファイル」の「案件情報拡張入力ファイル(任意)」を参照してください。

実行時の前提条件

注意事項

使用例

jssitemexportExコマンドでC:\tmpに案件情報を出力し,その案件情報のすべてのシステムを対象として登録する場合の指定例を次に示します。

jssitemimportEx -i c:\tmp -all