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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


jssitemcount(案件数確認)

〈このページの構成〉

機能

JP1/Service Supportに登録されている管理案件と保存案件の件数を表示します。また,プロセスワークボードに追加登録できる案件数がしきい値を下回った場合,およびプロセスワークボードに登録できる案件数の上限に達した場合,警告メッセージを出力します。プロセスワークボードに追加登録できる案件数のしきい値は,システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)で設定します。詳細については,「13. 定義ファイル」の「システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)」を参照してください。

形式

jssitemcount {-ALL | -s -id システムID | -p -id プロセスワークボードID}
             [-ct 開始年月日-終了年月日]

実行権限

Administrators権限

格納先フォルダ

JP1/SSパス\bin\

引数

-ALL

すべてのプロセスワークボードに登録されている案件数を確認する場合に指定します。

-s -id システムID

システムを選択して,そのシステムに登録されている案件数を確認する場合に指定します。システムIDは,1バイト以上64バイト以下の半角英数字で指定します。

-p -id プロセスワークボードID

プロセスワークボードを選択して,そのプロセスワークボードに登録されている案件数を確認する場合に指定します。プロセスワークボードIDは,1バイト以上64バイト以下の半角英数字で指定します。

-ct 開始年月日-終了年月日

特定の期間内に登録された案件の件数を確認にするために,登録日の範囲を「YYYY/MM/DD」の形式の文字列で指定します。開始年月日と終了年月日の間には「-」を挿入します。

開始年月日,および終了年月日には1970/01/01〜2107/01/01の値を指定できます。開始年月日には,終了年月日より前の値を指定してください。開始年月日,および終了年月日について次に説明します。

開始年月日

この値で指定した日付以降に登録された案件の件数をカウントします。指定範囲内の値で存在しない日付が指定された場合は,エラーとなります。

終了年月日

この値で指定した日付以前に登録された案件の件数をカウントします。指定範囲内の値で存在しない日付が指定された場合は,エラーとなります。

例えば,「2013/01/01-2013/12/31」を指定した場合,案件の登録日時が「2013/01/01 00:00:00(.000)」から「2013/12/31 23:59:59(.999)」の範囲の案件がカウントの対象になります。

戻り値

戻り値

意味

0

正常終了,警告メッセージの出力なし

1

正常終了,警告メッセージを出力

2

異常終了

対象システムおよび対象プロセスワークボードの状態

jssitemcountコマンドは,プロセスワークボードが1件以上登録されているシステムを対象とします。プロセスワークボードが1件でも登録されていれば,システム,プロセスワークボード,および案件の状態に依存しないで案件がカウントの対象となります。また,削除待ち状態の案件もカウントの対象になります。なお,プロセスワークボードに登録されている案件が0件の場合は,0件で表示されます。

実行時の前提条件

注意事項

使用例

2013年1月1日〜2013年12月31日の期間に登録された案件のうち,プロセスワークボードIDが「pwb001」の案件の件数を確認する場合の指定例を,次に示します。

jssitemcount -p -id pwb001 -ct 2013/01/01-2013/12/31