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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


jssaclimport(アクセス権情報インポート)

〈このページの構成〉

機能

JP1/Service Supportに,アクセス権情報およびステータスの初期担当者の情報を設定します。なお,jssaclexportコマンドで出力したCSVファイルを利用して,アクセス権情報およびステータスの初期担当者の情報を設定することもできます。

jssaclimportコマンドを実行すると,すべてのアクセス権情報入力ファイルの内容が正しいか確認され,そのあとにアクセス権情報およびステータスの初期担当者の情報の設定処理が開始されます。アクセス権情報入力ファイルに不正なデータが存在した場合,アクセス権情報およびステータスの初期担当者の情報は設定されません。

形式

jssaclimport -i アクセス権情報入力ファイル名
            [-q]

実行権限

Administrators権限

格納先フォルダ

JP1/SSパス\bin\

引数

-i アクセス権情報入力ファイル名

アクセス権情報入力ファイル(アクセス権情報およびステータスの初期担当者の情報を入力したCSVファイル)のファイル名を,255バイト以下で指定します。このとき,半角文字を1バイト,全角文字を2バイトとして換算します。ファイル名は,絶対パスまたは相対パスで指定できますが,相対パスで指定した場合も,絶対パスに変換したあとの文字列が255バイト以下になるように指定してください。なお,ファイル名に「-」で始まる文字列は指定できません。アクセス権情報入力ファイルの詳細については,「13. 定義ファイル」の「アクセス権情報入力ファイル(任意)」を参照してください。

-q

応答メッセージを表示しないで,アクセス権情報の設定処理を続行する場合に指定します。

戻り値

戻り値

意味

0

正常終了

1

異常終了

システムおよびプロセスワークボードの状態に応じたコマンドの実行結果

jssaclimportコマンドは,実行する際のシステムおよびプロセスワークボードの状態によって動作が異なります。システムおよびプロセスワークボードの状態に応じたjssaclimportコマンドの実行結果を,次の表に示します。

表12‒9 システムおよびプロセスワークボードの状態に応じたjssaclimportコマンドの実行結果

項番

システムの状態

プロセスワークボードの状態

実行結果

1

削除待ち

アクセス権情報およびステータスの初期担当者の情報を設定できない。

2

運用中

準備中

-iオプションで指定したアクセス権情報入力ファイルを基に,アクセス権情報およびステータスの初期担当者の情報を設定する。

3

運用中

4

停止中

5

削除待ち

アクセス情報およびステータスの初期担当者の情報を設定できない。

(凡例)

−:該当なし

実行時の前提条件

注意事項

使用例

アクセス権情報ファイル(c:¥accesspermission¥accesspermissioninfo.csv)を,応答メッセージを出力しないで設定する場合の指定例を次に示します。

jssaclimport -i c:\accesspermission\accesspermissioninfo.csv -q