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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


11.2.11 案件保存DBの保存先の切り替え

すでに保存したい年数分の案件をアクティブな保存エリアに保存した状態で,さらに案件を保存する場合,案件の保存先(保存エリア)を切り替える必要があります。切り替え先に保存案件がある場合は,切り替え先の保存案件を一括で削除する必要があります。なお,切り替え先の保存案件は,削除する前にCSVファイルに出力できます。

案件保存DBの保存先を切り替える手順を,次に示します。

  1. 次に示す順序でサービスを停止する。

    • JP1/Service Support - Task Serviceサービス

    • JP1/Service Support - Web Serviceサービス

    • JP1/Service Supportサービス

  2. jssdbstatchk.batコマンドを実行する。

    アクティブな保存エリアの保存案件の状態を確認します。アクティブな保存エリアに案件を保存できる場合,以降の手順は不要です。jssdbstatchk.batコマンドについては,「12. コマンド」の「jssdbstatchk.bat(データベース状態確認)」を参照してください。

  3. jssitemstoredbsetup.batコマンドを実行する。

    切り替え先の保存エリアがセットアップされていない場合,jssitemstoredbsetup.batコマンドを実行して保存エリアをセットアップします。切り替え先の保存エリアがセットアップされている場合,この手順は不要です。jssitemstoredbsetup.batコマンドについては,「12. コマンド」の「jssitemstoredbsetup.bat(案件保存DBセットアップ)」を参照してください。

  4. jssitemstoredbrotateコマンドを実行する。

    jssitemstoredbrotateコマンドを実行して保存エリアを切り替えます。手順1で確認した結果,アクティブな保存エリアに保存したい年数分の案件が保存されていない場合,この手順は不要です。jssitemstoredbrotateコマンドについては,「12. コマンド」の「jssitemstoredbrotate(案件保存DB切り替え)」を参照してください。

  5. jssitemexportExコマンドを実行する。

    切り替え先の保存エリアに保存したい年数分の案件が保存されている場合,jssitemexportExコマンドを実行して案件情報をCSVファイルに出力します。jssitemexportExコマンドを実行する際,開始年月日と終了年月日を指定することで,切り替え先保存エリアの案件を特定できます。切り替え先の保存エリアの保存案件を一括で削除しない場合,この手順は不要です。jssitemexportExコマンドについては,「12. コマンド」の「jssitemexportEx(案件情報拡張エクスポート)」を参照してください。

  6. jssstoreitemdel.batコマンドを実行する。

    jssstoreitemdel.batコマンドを実行して,切り替え先の保存エリアの保存案件を一括で削除します。切り替え先の保存エリアの保存案件を一括で削除しない場合,この手順は不要です。jssstoreitemdel.batコマンドについては,「12. コマンド」の「jssstoreitemdel.bat(保存案件一括削除)」を参照してください。