Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


9.17 JP1/Service Support以外のシステムで管理している情報と連携するための環境設定

JP1/Service Support以外のシステムで管理している情報を基にして,入力候補値や項目間連携を設定するための手順について説明します。入力候補値および項目間連携の設定は,入力候補値設定ファイル,システムプロパティファイルおよび入力補助機能プロパティファイルを使用します。設定手順について次に示します。

  1. 入力候補値設定ファイルを作成する。

    JP1/Service Support以外のシステムで管理している情報を基に,入力候補値設定ファイルを作成して,表示させる入力候補値,連携させる項目などを設定します。入力候補値設定ファイルについては,「13. 定義ファイル」の「入力候補値設定ファイル(任意)」を参照してください。

  2. システムプロパティファイルを編集する。

    システムプロパティファイルを編集して,入力補助機能を使用するプロセスワークボード,入力候補値の最大文字数などを設定します。システムプロパティファイルについては,「13. 定義ファイル」の「システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)」を参照してください。

  3. 入力補助機能プロパティファイルを編集する。

    入力補助機能プロパティファイルを編集して,入力補助機能のユーザー公開ログを出力するかどうか,ファイルの面数およびサイズを設定します。入力補助機能を使用する場合は,ユーザー公開ログを出力する設定をお勧めします。入力補助機能プロパティファイルについては,「13. 定義ファイル」の「入力補助機能プロパティファイル(hptl_jp1_imss_input_assist_plugin.properties)」を参照してください。

    システムプロパティファイルまたは入力補助機能プロパティファイルを編集した場合,手順4および手順5を実行してください。

    入力候補値設定ファイルの作成または編集だけの場合,サービスを再起動する必要はありません。入力候補値設定ファイルでの設定内容を[案件作成]画面または[案件編集]画面へ反映させるには,画面をいったん閉じて再度表示してください。

  4. JP1/Service Support - DB Serverサービス以外のJP1/Service Supportのサービスを停止する。

    次の順番でサービスを停止します。

    1. JP1/Service Support - Task Serviceサービス

    2. JP1/Service Support - Web Serviceサービス

    3. JP1/Service Supportサービス

    JP1/Service Support - DB Serverサービスは起動しておいてください。

  5. JP1/Service Supportのサービスを起動する。

    次の順番でサービスを起動します。

    1. JP1/Service Supportサービス

    2. JP1/Service Support - Web Serviceサービス

    3. JP1/Service Support - Task Serviceサービス

入力候補値設定ファイルで指定した内容が,[案件作成]画面または[案件編集]画面に反映されない場合

入力候補値設定ファイルで指定した内容に誤りがあるおそれがあります。入力補助機能のユーザー公開ログを参照して修正してください。