9.8.3 滞留案件通知(jssinformleave)
滞留案件と見なす放置時間を過ぎた場合,案件の担当者と案件が属するプロセスワークボードの管理者に「案件が滞留している」ことをメールで通知するには,jssinformleaveコマンドを定期的に実行する必要があります。コマンドの定期実行には,JP1/Service Support - Task Serviceサービスを使用します。JP1/Service Support - Task Serviceサービスによって,jssinformleaveコマンドを定期的に実行する手順を次に示します。
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タスク実行サービス定義ファイル(jp1imss_service_setting.conf)を編集して,jssinformleaveコマンドを実行するように設定して,コマンド実行間隔(分単位),監視開始時刻および監視終了時刻(hh:mm)を指定する。
jssinformleaveコマンドの実行中は,マシンに負荷が掛かります。実行間隔に注意してください。デフォルトでは60分間隔で実行するよう指定されています。
タスク実行サービス定義ファイルの詳細については,「13. 定義ファイル」の「タスク実行サービス定義ファイル(jp1imss_service_setting.conf)」を参照してください。
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スタート画面から,[管理ツール]−[サービス]を選択するか,スタート画面の[すべてのアプリ]−[サービス]を選択する。
[サービス]ダイアログボックスが表示されます。
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[JP1/Service Support - Task Serviceサービス]を右クリックし,ポップアップメニューから[開始]を選択する。
サービスが起動し,指定した間隔でjssinformleaveコマンドが実行されます。
滞留案件通知コマンドを実行する場合に,案件処理が滞留されていると見なすための条件を滞留案件定義ファイル(jp1informleave_setting.conf)で指定します。詳細については,「13. 定義ファイル」の「滞留案件定義ファイル(jp1informleave_setting.conf)」を参照してください。
滞留案件通知メールのあて先やメールの形式などの情報はメール定義ファイル(jp1imss_mail_setting.conf)で指定します。詳細については,「13. 定義ファイル」の「メール定義ファイル(jp1imss_mail_setting.conf)」を参照してください。