6.2.3 環境のバックアップ
バージョンアップインストールの前に,リカバリー用として必ずインストール前の環境でjssdbbackup.batコマンドを実行し,案件管理DBのバックアップを取得してください。引数には-maintオプションを指定してください。バックアップ手順については,「12. コマンド」の「jssdbbackup.bat(データベースバックアップ)」を参照してください。また,定義情報についても必ずバックアップを取得してください。バックアップの対象となる定義情報は,「11.1.1 定義情報のバックアップ」の表11-1で示している「環境設定コマンド」,「クラスタ用環境設定コマンド」および「環境設定ファイル」以外のファイルです。
インストールに失敗した場合は,次に示す手順でインストール前の環境に戻してください。
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インストールされているJP1/Service Supportをアンインストールする。
アンインストールの手順については,「6.7 JP1/Service Supportのアンセットアップとアンインストール」を参照してください。
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インストール先フォルダをすべて削除する。
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インストール前と同じバージョンのJP1/Service Supportを新規にインストールする。
インストールの手順については,「6.3.1 新規インストール手順」を参照してください。
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バックアップした定義情報をリカバリーする。
定義情報のリカバリーについては,「11.1.2 定義情報のリカバリー」を参照してください。
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新規の環境をセットアップする。
セットアップの手順については,「6.3.2 新規インストール時のセットアップ手順」を参照してください。
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バックアップデータでリカバリーし,バージョンアップ前の環境に戻す。
リカバリーの手順については,「12. コマンド」の「jssdbrecovery.bat(データベースリカバリー)」を参照してください。