Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


6.3.1 新規インストール手順

JP1/Service Supportの新規インストール手順について説明します。新規インストールの方法は次の2種類があります。

それぞれの手順について説明します。この作業には,Administrators権限が必要です。なお,JP1/Service Supportの製品の違いによって,作業手順に差異はありません。

注意事項

JP1/Service Supportと他の製品のインストール先フォルダを同じにしてインストールは行わないでください。

〈この項の構成〉

(1) 提供媒体を使った新規インストール

提供媒体を使って,JP1/Service Supportを新規インストールする手順について次に示します。

  1. 提供媒体を該当するドライブに入れ,インストールする。

    自動的に起動するインストーラーの指示に従ってインストールしてください。

    次の項目を指定してください。

    • ユーザー情報

    • インストール先フォルダ

      指定したインストール先フォルダ下に「JP1SS」フォルダが作成され,「JP1SS」フォルダに製品がインストールされます。インストール先フォルダは,ドライブ名を含めて38バイト以内の絶対パスで指定してください。

      使用できる文字は,半角英数字,および「,,;,*,?,",<,>,|,$,%,&,',`,/,^,!,#,{,},[,],+,-,=,@,~,:,\\」を除く半角記号です。2バイトコード(全角文字)は使用できません。

      デフォルトは,システムドライブ:\Program files (x86)\Hitachi\JP1SSです。

      重要

      制限を含んだインストールフォルダを指定しエラーとなった後に,正しいインストール先フォルダを指定してインストールを正常に終了すると,エラーとなったフォルダが作成される場合があります。エラーとなったフォルダが存在するか確認し,不要なフォルダである場合には削除してください。

    • スタートメニューに表示されるプログラムフォルダ名

      デフォルトは,「JP1_Service Support」です。

  2. 再起動を要求された場合は,OSを再起動する。

メモ

JP1/Service Supportをインストールすると,スタートメニューには次のメニューが登録されます。

  • JP1_SSコマンドプロンプト

  • JP1_SSログイン画面

(2) JP1/NETM/DM,JP1/IT Desktop Management 2およびJob Management Partner 1/Software Distributionを使ったリモートインストール

JP1/Service Supportは,JP1/NETM/DM,JP1/IT Desktop Management 2およびJob Management Partner 1/Software Distributionを使ったリモートインストール(ソフトウェア配布)に対応しています。実際の操作・運用方法については,JP1/NETM/DM,JP1/IT Desktop Management 2またはJob Management Partner 1/Software Distributionのマニュアルを参照してください。JP1/Baseをパッケージングする際は,必ずJP1/NETM/DM 09 -00 以降,Job Management Partner 1/Software Distribution 09 -00 以降,または JP1/IT Desktop Management 2のパッケージャを使用してください。なお,JP1/NETM/DMは日本でだけ販売している製品です。