5.13.4 案件保存DBの年次メンテナンス
案件保存DBを定期運用する場合,運用を開始してから1年ごとに案件保存DBをメンテナンスする必要があります。
案件保存DBの年次メンテナンスに必要な作業を,次に示します。
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案件保存のための事前確認※1
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案件管理DBのバックアップ
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案件保存DBの構築※2
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案件保存DBの保存先の切り替え※2
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案件保存DBの拡張※2
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案件を案件保存DBに保存
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案件管理DBおよび案件保存DBのバックアップ
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保存案件の一括削除※2
- 注※1
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案件保存DBの年次メンテナンスの前に実施します。
- 注※2
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必要に応じて作業します。
半年ごとにデータベースの使用状況を確認した結果を基に,どの作業を実施するか決定してください。
- 注意事項
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年次メンテナンスでバックアップした案件保存DBを使用して案件保存DBをリカバリーする場合,案件保存DBの拡張状況をバックアップ時の拡張状況(拡張回数,セットアップおよび拡張先のディレクトリ)に合わせる必要があります。
また,案件保存DBをリカバリーする際に案件管理DBを別にリカバリーすると,登録案件の重複や消失などのデータの不整合が起こるおそれがあります。このため,案件保存DBのリカバリー時には案件管理DBのリカバリーを考慮する必要があります。
案件保存DBの年次メンテナンスで実施する作業については,「11.2.9 案件保存のための事前確認」,「11.2.10 案件保存DBの構築」,「11.2.11 案件保存DBの保存先の切り替え」,「11.2.12 案件保存DBの拡張」,「11.2.13 案件保存DBに案件を保存」,「11.2.14 案件保存DB使用時のバックアップ」,および「12. コマンド」の「jssstoreitemdel.bat(保存案件一括削除)」を参照してください。