2.2 インシデントを案件として登録する【サービスデスク】
対象のシステムで発生したインシデントについて問い合わせを受けた場合に,案件としてJP1/Service Supportに登録します。案件を登録することで,対処の状況をJP1/Service Supportで管理できるようになります。
前提条件
操作を実施するユーザーがサービスデスクのオペレーターである。
操作手順
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[メイン]画面(案件一覧)のプロセスワークボード一覧から,「業務システム」の「インシデント管理」を選択する。
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メニューから[新規作成]−[案件の作成]を選択する。
[案件作成]画面が表示されます。
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案件情報を入力する。
次の表の例を参考に入力または設定してください。
項目
入力または選択する設定情報
[タイトル]
業務システムで発生したアプリケーションの異常終了
[担当者]
ロール名「業務システムインシデント管理」
[ステータス]
受付
[作業状況]
次のような情報を入力してください。
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サービスデスクでインシデント(業務システムで発生したアプリケーションの異常終了)の問い合わせを受け付けたことを示す内容。
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インシデント管理での対処を依頼することを示す内容。
上記の表以外の項目に案件情報を入力する場合については,マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「[案件作成]画面での案件の作成」の説明を参照してください。
なお,[案件ID],[システム],[プロセス],[プロセス間ID],[登録日時],[登録者]は,手順5で案件を登録すると自動で入力されます。
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ファイルを添付する場合は,[添付]ボタンをクリックして表示される[ファイルを添付]画面で,添付ファイルを設定する。
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メニューから[登録]を選択する。
インシデント管理のプロセスワークボードに案件が登録されます。
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インシデント管理の管理者へ,JP1/Service Supportに案件を登録したことを連絡する。
メールによる通知を設定している場合,この手順は不要です。メールによる通知については,マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「メールによる通知」の説明を参照してください。
- メモ
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案件を登録する際に使用すると便利な機能を,次に示します。
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案件フォームに入力必須の項目を設定して,入力漏れを防ぐことができます。詳細については,マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「案件フォームのカスタマイズ」の説明を参照してください。
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作業の優先度や期限を自動で入力するには,案件の登録先となるプロセスワークボードの設定を変更します。詳細については,マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「案件項目の自動入力の利用」の説明を参照してください。
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メールを使用して案件を登録できます。詳細については,マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「メールで案件を登録するための環境設定」の説明,およびマニュアル「JP1/Service Support 操作ガイド」の「メールから案件を作成する」の説明を参照してください。
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JP1/IM - Managerでシステムを監視している場合に,JP1イベントを自動で案件としてJP1/Service Supportに登録したいときは,JP1/IM - Managerの自動アクションを使用します。詳細については,マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「自動アクションによる案件の自動登録」の説明を参照してください。
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関連項目
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マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「[案件作成]画面での案件の作成」の説明
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マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「メールによる通知」の説明
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マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「案件フォームのカスタマイズ」の説明
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マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「案件項目の自動入力の利用」の説明
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マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「メールで案件を登録するための環境設定」の説明
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マニュアル「JP1/Service Support 操作ガイド」の「メールから案件を作成する」の説明
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マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「自動アクションによる案件の自動登録」の説明