6.8 連携製品のセットアップ
ここでは,セントラルスコープと連携するための連携製品のセットアップについて説明します。
セントラルスコープでは,各製品との連携を容易にするため,システム監視オブジェクト(監視に必要な基本的な定義をあらかじめ設定している監視オブジェクト)および監視ツリーの自動生成機能を提供しています。
このシステム監視オブジェクトを使って,各製品を監視する場合,および監視ツリーを自動生成により作成する場合には,ここで説明するセットアップをしてください。
なお,連携製品は,すでにインストールされているものとして説明します。
各製品と連携セットアップの概要
各製品と連携するためのセットアップ作業について,概要を説明します。
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システムの階層構成(IM構成)を定義する
IM構成管理を使用している場合は,IM構成管理・ビューアーを操作して,連携製品を実行するホストをJP1/IMの管理対象として登録します。
IM構成管理を使用していない場合は,コマンドを実行して,連携製品を実行するホストをJP1/IMの管理対象として登録します。
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連携製品で,JP1イベント発行を有効にする(連携製品の設定)
JP1/IMではJP1イベントによりシステムを監視するため,各連携製品がJP1イベントを発行するように,連携製品で設定します。
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SNMPトラップ変換を設定する(JP1/Baseの設定)
連携する製品がバージョン8以前のJP1/Cm2/SSOやバージョン8以前のJP1/Cm2/NNMの場合,JP1イベントは発行せずにSNMPトラップを発行します。JP1/IMで監視できるように,SNMPトラップをJP1イベントに変換するように,JP1/Baseで設定します。
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連携用プログラムをセットアップする(連携製品の設定)
監視ツリーの自動生成に対応している製品では,自動生成のときに定義情報を収集する機能(連携用プログラム)を,連携製品でセットアップします。