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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


7.5 プロファイルの管理

IM構成管理では,IM構成管理・ビューアーを操作してシステムの階層構成(IM構成)内のホストでのJP1/Baseのプロファイルを一括管理できます。

IM構成管理でプロファイルを管理するためには,システムの階層構成にホストを追加している必要があります。また,ホストでJP1/Baseが動作している必要があります。

この節では,IM構成管理で管理するプロファイル,およびプロファイルを管理するための機能について説明します。

なお,プロファイルを管理する方法としては,IM構成管理を使用して管理する方法とJP1/Baseのコマンドを使用して管理する方法があります。JP1/IM - ManagerおよびエージェントのJP1/Baseのバージョンが11-10以降の場合は,二つの管理方法を併用できます。

IM構成管理のプロファイル管理とJP1/Baseのプロファイル管理を併用する場合は,注意事項があります。注意事項については,「7.5.10 IM構成管理のプロファイル管理とJP1/Baseのプロファイル管理を併用する場合の注意事項」を参照してください。

JP1/IM - ManagerおよびエージェントのJP1/Baseのバージョンの組み合わせによるプロファイル管理の違いを次に示します。

表7‒28 JP1/IM - ManagerとエージェントのJP1/Baseの組み合わせによるプロファイル管理の違い

機能

JP1/IM - Manager

11-01以前

JP1/IM - Manager

11-10以降

エージェントのJP1/Base

11-00以前

エージェントのJP1/Base

11-10以降

エージェントのJP1/Base

11-00以前

エージェントのJP1/Base

11-10以降

プロファイルの管理

IM構成管理とJP1/Baseのコマンドを併用したプロファイル管理ができない。

IM構成管理とJP1/Baseのコマンドを併用したプロファイル管理ができる。

プロファイルリストの収集

IM構成管理からエージェントのプロファイルリストを収集できる。

プロファイルの収集

IM構成管理からエージェントのプロファイルを収集できる。

プロファイルの一括収集

IM構成管理からエージェントのプロファイルを一括収集できる。

リロードによる反映

IM構成管理から設定したプロファイルを,リロードによってエージェントに反映できる。

再起動による反映

IM構成管理から設定したログファイルトラップ情報を,ログファイルトラップのプロセスを再起動することによってエージェントに反映できる。

ファイル送付による反映

IM構成管理からクラスタ用のログファイルトラップ情報だけエージェントに送付できる。

IM構成管理からログファイルトラップ情報をエージェントに送付できる。

プロファイルの一括反映

IM構成管理から次のプロファイルをエージェントに一括反映できる。

  • イベント転送情報

  • イベントログトラップ情報

  • ローカルアクション情報

IM構成管理から次のプロファイルをエージェントに一括反映できる。

  • イベント転送情報

  • ログファイルトラップ情報

  • イベントログトラップ情報

  • ローカルアクション情報

プロファイルの表示

IM構成管理で次の情報を表示できる。

  • サービスの稼働状態

  • 有効設定情報

  • 設定ファイルの内容

設定ファイルの内容の編集

エージェントのプロファイルの設定ファイルを編集できる。

編集内容の保存

編集した設定ファイルの内容を,IM構成管理が動作するマネージャーに保存できる。

ログファイルトラップ情報の追加

IM構成管理からログファイルトラップのプロファイルを追加できる。

ログファイルトラップ情報の削除

IM構成管理DBに保存されているログファイルトラップのプロファイルが削除される。

IM構成管理DBに保存されているログファイルトラップのプロファイル,およびエージェントのログファイルトラップのプロファイルが削除される。

ログファイルトラップの起動

IM構成管理からログファイルトラップを起動できる。

ログファイルトラップの停止

IM構成管理からログファイルトラップを停止すると,エージェントのログファイルトラップ情報を削除する。

IM構成管理からログファイルトラップを停止したときに,エージェントのログファイルトラップ情報を削除しない。

ログファイルトラップの自動起動

IM構成管理からログファイルトラップの自動起動の有効・無効を設定できない。ログファイルトラップを起動したときは自動起動が有効になり,ログファイルトラップを停止したときは自動起動が無効になる。

IM構成管理からログファイルトラップの自動起動の有効・無効を設定できる。

〈この節の構成〉