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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 管理者ガイド


3.5.5 認証ルール設定

認証ルールを設定する操作について説明します。

認証ルールについての詳細は「付録B 認証ルール」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 認証ルールを作成する

認証ルールを作成する手順を次に示します。

  1. サイドバー領域の[認証ルール設定]−[認証ルール]をクリックします。

    コンテント領域に[認証ルール一覧]画面が表示されます。

  2. [認証ルール作成]ボタンをクリックします。

    [新規認証ルール]画面が表示されます。

    [図データ]

  3. 認証ルールを作成します。

    [図データ]

    次の項目を指定します。

    表3‒31 認証ルールの設定項目

    項目

    説明

    [ACCEPT/DENY]ラジオボタン

    • ACCEPT

      設定したルールを受け付ける場合に選択します。

    • DENY

      設定したルールを拒否する場合に選択します。

    [グループ]ドロップダウンリストボックス

    ルールを適用するグループを選択します。

    [ネットワークセット]ドロップダウンリストボックス

    ルールを適用するネットワークセットを選択します。

    [認証ポリシー]ドロップダウンリストボックス

    適用する認証ポリシーを選択します。

  4. [作成]ボタンをクリックします。

    認証ルールが作成され,登録完了を確認するダイアログが表示されます。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    [認証ルール一覧]画面が表示されます。

(2) 認証ルールを編集する

認証ルールを編集する手順を次に示します。

  1. サイドバー領域の[認証ルール設定]−[認証ルール]をクリックします。

    コンテント領域に[認証ルール一覧]画面が表示されます。

  2. 編集する認証ルールのメニューアイコン([図データ])をクリックして,[編集]を選択します。

    [認証ルール編集]画面が表示されます。

    [図データ]

  3. 設定を変更します。項目の内容については「3.5.5(1) 認証ルールを作成する」を参照してください。

  4. [更新]ボタンをクリックします。

    認証ルールの設定が更新され,登録完了を確認するダイアログが表示されます。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    [認証ルール一覧]画面が表示されます。

(3) 認証ルールを有効化/無効化/削除する

認証ルールを有効化,無効化,または削除する手順を次に示します。

  1. サイドバー領域の[認証ルール設定]−[認証ルール]をクリックします。

    コンテント領域に[認証ルール一覧]画面が表示されます。

  2. 処理を行う認証ルールのメニューアイコン([図データ])をクリックして,メニューを選択します。

    表3‒32 認証ルールの有効化/無効化/削除

    項目

    説明

    [有効化]

    認証ルールを有効化します。

    [無効化]

    認証ルールを無効化します。

    無効化した認証ルールは,一時的に利用できなくなります。

    有効化することで再び利用可能になります。

    [削除]

    認証ルールを削除します。一度削除した認証ルールを元に戻すことはできません。

  3. 選択したメニューに応じた確認ダイアログが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,処理が実行されます。

(4) 認証ポリシーを作成する

認証ポリシーを作成する手順を次に示します。

  1. サイドバー領域の[認証ルール設定]−[認証ポリシー定義]をクリックします。

    コンテント領域に[認証ポリシー一覧]画面が表示されます。

  2. [認証ポリシー作成]ボタンをクリックします。

    [新規認証ポリシー]画面が表示されます。

    [図データ]

  3. 認証ポリシーを作成します。

    [図データ]

    次の項目を指定します。

    表3‒33 認証ポリシーの設定項目

    項目

    説明

    [ポリシー名(日本語/中国語)]テキストボックス※1

    ポリシー名を入力します。

    ここで入力した値は,日本語と中国語の画面で表示されます。

    [ポリシー名(英語)]テキストボックス※1

    ポリシー名を入力します。

    ここで入力した値は,英語の画面で表示されます。入力できる文字は半角英数字と記号です。

    認証システム

    認証ポリシーで使用する認証システムを,[>>]ボタンで選択します。複数の認証システムの選択はできません。

    すでに認証システムが選択されている場合は,[>>]ボタンをクリックしても追加されません。選択済みの認証システムは,[図データ]アイコンをクリックすると,選択を解除できます。

    認証方式

    認証方式を選択します。すべての方式を選択することもできます。

    認証システムでLDAP認証システムを選択した場合は,指定できません。

    • 標準パスワード認証:パスワード認証を使用します。

    • 電子証明書認証:発行された電子証明書を利用した認証を使用します。

    • SSO認証:シングルサインオンで認証します。

    [パスワード設定規則]チェックボックス

    使用できるパスワードの規則を設定します。

    認証システムでLDAP認証システムを選択した場合は,指定できません。

    • 2種類以上の文字を必要とする:数字,英小文字,英大文字,記号の4種類のうち,2種類以上が含まれる必要があります。

    • 2種類以上の文字を必要としない

    パスワードにユーザIDを含むかどうかを設定します。

    • パスワードにユーザIDを含むことを許可する

    • パスワードにユーザIDを含むことを許可しない

    パスワード有効期間※2

    デフォルトでは[無期限]チェックボックスが選択されています。有効期間を設定する場合は,[無期限]チェックボックスの選択を解除して,1〜365の範囲で日数を入力します。デフォルトは90日が設定されています。

    注※1

    ・入力する文字に記号(/ \ ? * : | " < > @ ^)は使用できません。

    ・空白だけ,ピリオド(.)だけの名前は使用できません。

    ・入力できる文字数はWindowsの場合は100文字まで,Linuxの場合は256文字までです。

    注※2

    無期限の状態から有効期間を設定する状態に変更した場合は,当該の認証ポリシーを使用しているユーザは,次回ログイン時にパスワードの変更が必要となります。

  4. [作成]ボタンをクリックします。

    認証ポリシーが作成され,登録を確認するダイアログが表示されます。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    [認証ポリシー一覧]画面が表示されます。

(5) 認証ポリシーを編集する

認証ポリシーを編集する手順を次に示します。

  1. サイドバー領域の[認証ルール設定]−[認証ポリシー定義]をクリックします。

    コンテント領域に[認証ポリシー一覧]画面が表示されます。

  2. 編集する認証ポリシーのメニューアイコン([図データ])をクリックして,[編集]を選択します。

    [認証ポリシー編集]画面が表示されます。

  3. 設定を変更します。項目の内容については「3.5.5 (4) 認証ポリシーを作成する」を参照してください。

    [図データ]

  4. [更新]ボタンをクリックします。

    認証ポリシーの設定が更新され,更新を確認するダイアログが表示されます。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    [認証ポリシー一覧]画面が表示されます。

    メモ

    認証ポリシーの編集は,いったんJP1/DH - Serverからログアウトしないと反映されない場合があります。

(6) 認証ポリシーを削除する

認証ポリシーを削除する手順を次に示します。

  1. サイドバー領域の[認証ルール設定]−[認証ポリシー定義]をクリックします。

    コンテント領域に[認証ポリシー一覧]画面が表示されます。

  2. 削除する認証ポリシーのメニューアイコン([図データ])をクリックして,[削除]を選択します。

    削除を確認するダイアログが表示されます。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    認証ポリシーが削除され,[認証ポリシー一覧]画面が表示されます。

    重要

    認証ポリシーを削除すると,削除する認証ポリシーを適用している認証ルールも削除されます。