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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


cpapasswd

〈このページの構成〉

機能

メール送信機能でSMTP-AUTH認証,またはPOP before SMTP認証を使用する場合に,認証で使用するパスワードを暗号化してメールプロファイルに登録します。

また,メール受信監視機能でメール受信サーバにログインするOSのユーザーのパスワードを暗号化してメール受信用プロファイルに登録します。

形式

cpapasswd {-s SMTPパスワード| -p POP before SMTP認証パスワード|-r メール受信サーバにログインするOSのユーザーのパスワード}

実行権限

なし。

引数

-s SMTPパスワード

SMTP-AUTH認証を行う場合に用いるパスワードを暗号化して,メールプロファイルに追記します。すでにパスワードが設定されている状態で実行した場合,パスワードを更新します。

SMTPパスワードには,1〜127バイトの任意の文字列を指定できます。

-p POP before SMTP認証パスワード

POP before SMTP 認証を行う場合に用いるパスワードを暗号化して,メールプロファイルに追記します。すでにパスワードが設定されている状態で実行した場合,パスワードを更新します。

POP3パスワードには,1〜127バイトの任意の文字列を指定できます。

-r メール受信サーバにログインするOSのユーザーのパスワード

メール受信サーバにログインするOSのユーザーのパスワードを暗号化して,メール受信用プロファイルに追記します。すでにパスワードが設定されている状態で実行した場合,パスワードを更新します。

メール受信サーバにログインするOSのユーザーのパスワードには,1〜127バイトの任意の文字列を指定できます。

戻り値

0

成功

40

リソース不足

45

排他処理エラー

54

プロファイルにアクセス権がない

58

引数の形式が不正

64

プロファイルが見つからない

125

システムエラー

環境設定

ジョブ実行サービスが開始・停止どちらの状態でも実行できます。

コマンド実行前に,データパスのconfの下にメールプロファイル(mailprof.ini),またはメール受信用プロファイル(recvmailprof.ini)を作成しておく必要があります。メールプロファイル(mailprof.ini)については「2.3.1 メール送信機能を使用する場合」を参照してください。メール受信用プロファイル(recvmailprof.ini)については「2.3.2 メール受信監視機能を使用する場合」を参照してください。

格納場所

インストールパス\bin

ただし,デフォルトでは次に示す場所に格納されます。

32ビット版のOSの場合

%ProgramFiles%\Hitachi\JP1CPA\bin

64ビット版のOSの場合

%ProgramFiles(x86)%\Hitachi\JP1CPA\bin