Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


2.3.2 メール受信監視機能を使用する場合

メール受信監視機能を使用する場合は,CPAをインストールしたホストで,メール受信監視機能が使用するメール受信用プロファイルをあらかじめ作成しておく必要があります。

メール受信用プロファイルは,モデルファイルを参考に手動で作成します。

格納場所
データパス\conf\recvmailprof.ini.model(モデルファイル)
・データパス\conf\recvmailprof.ini(メール受信用プロファイル)

ただし,デフォルトの格納先は次のとおりになります。

・%ProgramData%\HITACHI\jp1\jp1_default\JP1CPA\conf\recvmailprof.ini.model(モデルファイル)
・%ProgramData%\HITACHI\jp1\jp1_default\JP1CPA\conf\recvmailprof.ini(メール受信用プロファイル)
メール受信用プロファイルの内容

メール受信用プロファイルに記述する内容を次に示します。

  • Protocol={ POP3 | IMAP4 }

    メール受信サーバのプロトコルを指定します。

    省略した場合は「POP3」を仮定します。

  • ServerName=メール受信サーバ名またはIPアドレス

    メール受信サーバ名,またはIPアドレスを指定します。

    IPアドレスを指定する場合は,IPv4またはIPv6のどちらかのIPアドレス形式で指定します。なお,メール受信サーバ名,またはIPアドレスは,256バイト以下で指定します。

    この設定項目は省略できません。

  • Port=メールサーバのポート番号

    メール受信サーバの通信ポートのポート番号を指定します。

    この設定項目を省略した場合,ProtocolがPOP3ならTCPの110番を,IMAP4ならTCPの143番を使用します。なお,ポート番号は1以上65535以下の数値で指定します。

  • UserName=OSのユーザー名

    メール受信サーバにログインするOSのユーザー名を指定します。

    OSのユーザー名は半角英数字255文字以下の長さで指定します。この設定項目は省略できません。

  • Password=パスワード

    メール受信サーバにログインするOSのユーザーのパスワードを指定します。

    この設定項目はcpapasswdコマンドで設定します。cpapasswdコマンドについては,「9. コマンド」の「cpapasswd」を参照してください。