2.3.1 メール送信機能を使用する場合
メール送信機能を使用する場合,メールプロファイルはインストール時に自動で作成されます。
ただし,メールプロファイルの設定については手動で変更する必要があります。
- 格納場所
・データパス\conf\mailprof.ini.model(モデルファイル) ・データパス\conf\mailprof.ini(メールプロファイル)
ただし,デフォルトの格納先は次のとおりになります。
・%ProgramData%\HITACHI\jp1\jp1_default\JP1CPA\conf\mailprof.ini.model(モデルファイル) ・%ProgramData%\HITACHI\jp1\jp1_default\JP1CPA\conf\mailprof.ini(メールプロファイル)
- メールプロファイルの内容
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メールプロファイルに記述する内容を次に示します。
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DefaultFrom=差出人メールアドレス
メールの差出人としてメールに記載するメールアドレスを1つだけ指定します。
なお,この値はメール送信時にメールのFromヘッダーの値として使用します。
この設定項目は省略できません。
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DefaultReplyTo=返信先メールアドレス
メールの返信先としてメールに記載するメールアドレスを指定します。
なお,この値はメール送信時にメールのReply-Toヘッダーの値として使用します。
複数のメールアドレスを指定する場合は,半角のコンマ「,」で区切ってメールアドレスを並べます。メールアドレスは,256バイト以下で指定します。ただし,複数のメールアドレスを指定する場合は,区切り文字の「,」を含めて256バイト以下で指定する必要があります。この設定項目は省略できません。
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SmtpServer=SMTP サーバ名
メールを発信するときに使用するSMTPサーバのホスト名,またはIPアドレスを指定します。
IPアドレスを指定する場合は,IPv4またはIPv6どちらかのIPアドレス形式で指定します。SMTPサーバの名称は,256バイト以下で指定します。この設定項目は省略できません。
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SmtpPort=SMTP ポート番号
SMTPサーバの通信ポートのポート番号を指定します。
この項目の指定を省略した場合,TCPの25番を使用します。なお,ポート番号は1以上65535以下の数値で指定します。
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SmtpAuthType={ 0 | 1 | 2 }
メール送信時に行う認証処理の方式を指定します。
POP before SMTP認証の場合は「1」を,SMTP-AUTH認証の場合は「2」を指定します。認証が不要な場合は,この設定項目を省略するか「0」を指定します。
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Pop3Server=POP3 サーバ名
POP before SMTP認証で使用するPOP3サーバのホスト名,またはIPアドレスを指定します。
IPアドレスを指定する場合は,IPv4またはIPv6どちらかのIPアドレス形式で指定します。POP before SMTP認証を使用しない場合は,この設定項目を省略できます。POP3サーバの名称は,256バイト以下で指定します。
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Pop3Port=POP3 ポート番号
POP before SMTP認証で使用するPOP3サーバの通信ポートのポート番号を指定します。
この設定項目を省略した場合,TCPの110番を使用します。なお,ポート番号は1以上65535以下の数値で指定します。
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Pop3User=メールアカウント
POP before SMTP認証で使用する認証用のメールアカウント名を指定します。
POP before SMTP認証を使用しない場合は,この設定項目を省略できます。メールアカウント名は半角255文字以下の長さで指定します。
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Pop3Password=POP3パスワード
この設定項目はcpapasswdコマンドで設定します。
cpapasswdコマンドについては,「9. コマンド」の「cpapasswd」を参照してください。POP before SMTP認証を使用しない場合は,この設定項目を省略できます。
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SmtpAuthUser=メールアカウント
SMTP-AUTH認証で使用する認証用のメールアカウント名を指定します。
SMTP-AUTH認証を使用しない場合は,この設定項目を省略できます。メールアカウント名は半角255文字以下の長さで指定します。
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SmtpAuthPassword=SMTPパスワード
この設定項目はcpapasswdコマンドで設定します。
cpapasswdコマンドについては,「9. コマンド」の「cpapasswd」を参照してください。SMTP-AUTH認証を使用しない場合は,この設定項目を省略できます。
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SmtpAuthUseLOGIN={ 0 | 1 }
SMTP-AUTH認証の認証方法としてLOGIN認証を使用する場合に,「1」を指定します。SMTP-AUTH認証を使用しない場合は,この設定項目を省略するか「0」を指定します。
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SmtpAuthUsePLAIN={ 0 | 1 }
SMTP-AUTH認証の認証方法としてPLAIN認証を使用する場合に,「1」を指定します。SMTP-AUTH認証を使用しない場合は,この設定項目を省略するか「0」を指定します。
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