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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


8.3.11 デバッグ時に部品の処理をスキップする手順

デバッグ時に,処理を実行したくない部品がある場合,その部品の処理をスキップします。スキップする場合は,その部品の処理を実行したと仮定したときの,ステップの出力プロパティの値や戻り値を指定します。これによって,後続ステップ実行条件による,ステップおよびタスクの状態遷移,フローの遷移,および後続ステップの処理を確認できます。

部品の処理をスキップするには:

  1. 実行したくない部品を含むステップで,部品の処理を実行する前に中断します。

  2. [デバッグ]エリアの[実行設定]プルダウンメニューから[部品の処理を実行しない]を選択します。

  3. 部品の処理の実行後までステップを実行し,中断します。部品の処理をスキップするステップにブレークポイントを設定している場合は[再開]ボタン[図データ],設定していない場合は[ステップイン]ボタン[図データ]をクリックします。

  4. [ステッププロパティ]エリアで,戻り値の[図データ]をクリックし,任意の値を指定します。

    ここで指定した戻り値によって,後続ステップ実行条件による,ステップおよびタスクの状態遷移やフローの遷移が決まります。

  5. 必要に応じて,出力プロパティの[図データ]をクリックし,任意の値を指定します。

    ヒント

    出力プロパティにマッピングを設定している場合は,指定したステップの出力プロパティの値が,マッピングを設定しているサービスプロパティ(出力プロパティまたは変数)に反映されます。値を指定しない場合は,マッピングを設定しているサービスプロパティ(出力プロパティまたは変数)の値が空になります。

操作結果

ステップを実行する操作をすると,指定した戻り値および出力プロパティに従って,デバッグタスクの処理が進みます。