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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


8.3.5 デバッグを開始する手順

サービステンプレートのビルドに成功したら,デバッグを開始します。デバッグを開始するには,デバッグサービス・デバッグタスクの定義情報,タスクログの出力レベル,およびデバッグサービスのプロパティの情報を設定します。

なお,デバッグ実行時のスケジュール種別は即時実行となります。

デバッグを開始するには:

  1. [デバッグ実行]ダイアログボックスで,デバッグサービス・デバッグタスクの定義情報,タスクログの出力レベル,およびデバッグサービスのプロパティの情報を設定します。

    プロパティは,[編集]プルダウンメニューから[[サービス作成]画面]または[[サービス実行]画面]を選択し,それぞれの画面から設定します。プロパティファイルから読み込むこともできます。

    図8‒5 [デバッグ実行]ダイアログボックス

    [図データ]

  2. [OK]ボタンをクリックします。

操作結果

[Service Builder Debug]画面が表示され,デバッグタスクが実行されます。

デバッグタスクの実行が開始されたあと,1つめのステップが部品の処理を実行する前に中断されます。ステップの実行を再開する場合は,[デバッグ]エリアの[再開]ボタンをクリックします。

重要
  • [デバッグ実行]ダイアログボックスには,デバッグ実行するユーザーが最後にビルドしたときのサービステンプレートの状態が反映されます。デバッグ実行するユーザーがビルドしたあとで,ほかのユーザーが同一のサービステンプレートを編集し,ビルドしていた場合,その編集内容は反映されません。

  • 次の場合,デバッグタスクは強制停止されます。

    ・JP1/AOサーバが停止された場合

    ・クラスタのフェールオーバーが発生した場合

  • デバッグ実行中にWebブラウザーを閉じた場合,デバッグタスクはその時点で処理が中断され,後続の処理を実行できなくなります。この場合,ユーザーは再度ログインして,[タスク]画面の[デバッグ]エリアでデバッグタスクを停止させる必要があります。なお,一度閉じた[Service Builder Debug]画面は表示できません。デバッグタスクを実行したい場合は,再度サービステンプレートをビルドし,デバッグの実行をやり直してください。

  • サービステンプレートをビルドしてからデバッグを開始するまでの間に,ほかのユーザーが同じサービステンプレートをビルドした場合,[デバッグ実行]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックしたあと,エラーになります。

  • デバッグタスクに含まれる部品について,1つのJP1/AOシステム内で同時実行できる部品の数は10までです。同時実行できる部品の数の上限や,上限を超えた場合の処理については,マニュアルJP1/AO 運用ガイド-「タスクに含まれる部品の同時実行数の上限について」のトピックを参照してください。

  • デバッグタスクの状態は,JP1イベント通知およびメール通知の対象となります。