Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 構築ガイド 


6.5 JP1/AOを上書きまたはバージョンアップインストールする手順(Windowsのクラスタシステムの場合)

クラスタシステムの場合は,実行系サーバおよび待機系サーバの両方にJP1/AOを上書きまたはバージョンアップインストールする必要があります。

上書きまたはバージョンアップインストールは次の流れで進めます。

表6‒2 上書きまたはバージョンアップインストールの流れ(Windowsのクラスタシステムの場合)

作業

作業の要否

参照先

1

事前作業を行います。

必須

6.5.1 上書きまたはバージョンアップインストールの事前作業(Windows)

JP1/AOをバージョン10から12へバージョンアップする場合は,次の作業も実施します。

6.2 バージョンアップインストールの事前作業(バージョン10から12へバージョンアップする場合)

2

上書きまたはバージョンアップインストール前にサービスを設定します。

必須

6.5.2 上書きまたはバージョンアップインストール前にサービスを設定する手順(Windows)

3

実行系サーバでJP1/AOを上書きまたはバージョンアップインストールします。

必須

6.5.3 実行系サーバでJP1/AOを上書きまたはバージョンアップインストールする手順(Windows)

4

待機系サーバでJP1/AOを上書きまたはバージョンアップインストールします。

必須

6.5.4 待機系サーバでJP1/AOを上書きまたはバージョンアップインストールする手順(Windows)

5

バージョン11-10より前のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合,サービスを登録します。

必須

5.3.6 クラスタソフトでサービスを登録する手順(Windowsの場合)

6

リソースグループのフェールオーバーを有効にします。

必須

6.5.5 リソースグループのフェールオーバーを有効にする手順(Windows)

7

バージョン11-10より前から11-10以降のJP1/AOへバージョンアップインストールした後に, JP1/Baseを使用しない場合は, JP1/Base をアンインストールします。

任意

マニュアルJP1/Base 運用ガイド-「インストールとセットアップ」のトピック

8

JP1/AO をバージョン10 から12 へバージョンアップインストールする際は,事後作業を行います。

必須

6.4.1 バージョンアップインストールの事後作業(バージョン10から12へバージョンアップする場合)

9

次に該当する場合は,JP1/Base の起動順序定義ファイルを作成し直します。

JP1/AJS3 と共存していない環境で,バージョン11-10より前から11-10以降のJP1/AOへバージョンアップインストールした後に,JP1/Baseの起動管理機能を使用してJP1/AJSのサービスを起動する

任意

6.4.2 バージョンアップインストールの事後作業(JP1/AJS3の自動起動を有効にする場合)

マニュアルJP1/Base 運用ガイド-「サービスの起動順序および終了順序の設定手順」のトピック

10

JP1/AJS3と共存する環境で,バージョン11-10より前のJP1/AOからバージョンアップする際は,次の作業を行います。

  • JP1/AJS3のスケジューラーサービスおよび組み込みDB の削除

  • JP1/AJS3の実行エージェントの変更および削除

  • JP1/AJS3 - Managerのアンインストール

必須

6.4.3 バージョンアップインストールの事後作業(JP1/AJS3と共存している環境の場合)

付録A.3 JP1/AJS3のスケジューラーサービスおよび組み込みDBの操作に必要な情報

〈この節の構成〉