3.13 スプールジョブ名を指定する
ジョブ終了時,スプールジョブディレクトリ名は「ジョブ識別子-スプールジョブ名」に変更されます。このスプールジョブ名には,JP1/Advanced Shellのジョブ名が使用されます。シェル変数ADSH_SPOOL_JOBNAMEを使用して,任意の文字列をスプールジョブ名に指定することもできます。
シェル変数名 |
指定する値 |
---|---|
ADSH_SPOOL_JOBNAME |
スプールジョブディレクトリのリネームに使用するスプールジョブ名を指定します。 シェル変数が関数内ローカル変数の場合,指定した値はスプールジョブディレクトリのリネームに使用されません。 |
ジョブ終了時にスプールジョブディレクトリ名をリネームする際,このシェル変数に指定された値をスプールジョブ名として使用します。このシェル変数を指定していない場合は,JP1/Advanced Shellのジョブ名でリネームします。
スプールジョブ名は,ディレクトリ名として使用できる文字で指定してください。また,スプールジョブ名は,スプールジョブディレクトリ下の各ファイルのパス名の長さが,最大長を超えない範囲で指定してください。これらに違反した場合,スプールジョブディレクトリのリネームに失敗します。シェル変数ADSH_SPOOL_JOBNAMEに指定したスプールジョブ名に次の文字が含まれている場合,_(アンダースコア)に置き換えてリネームします。
アンダースコアに置き換える文字 |
/,\,. |
また,不当なマルチバイト文字が含まれている場合,不当なマルチバイト文字はバイト単位に_(アンダースコア)に置き換えてリネームします。
- 〈この節の構成〉