3.13.1 使用例
スプールジョブ名を初期設定スクリプトで指定する例を示します。
初期設定スクリプトでは,環境変数AJSJOBNAMEのJP1/AJSのジョブ名から文字列を切り出して,シェル変数ADSH_SPOOL_JOBNAMEにスプールジョブ名を指定します。JP1/AJSからジョブを実行しない場合や,JP1/AJSのジョブ名から切り出した文字列が101バイト以上の場合,ジョブの実行日時をスプールジョブ名とします。なお,この動作は環境設定パラメーターVAR_SHELL_GETLENGTHパラメーターにBYTEを指定していることを前提としています。CHARACTERを指定している場合は,「101バイト以上の場合」ではなく「101文字以上の場合」となります。
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/で区切られた最後の要素を使う初期設定スクリプトの例
環境変数AJSJOBNAMEが「/user01/AJSユニット名/PCジョブ」の場合,スプールジョブディレクトリ名は「ジョブ識別子-PCジョブ」となります。
WK="$( "${ADSH_DIR_CMD}basename" "$AJSJOBNAME" )" if [[ ${#WK} -le 100 ]] && [[ ${#WK} -ge 1 ]] then ADSH_SPOOL_JOBNAME="${WK}" else ADSH_SPOOL_JOBNAME="$( "${ADSH_DIR_CMD}date" "+%Y%m%d_%H%M%S" )" fi
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/で区切られた最後の2つの要素を_で連結して使う初期設定スクリプトの例
環境変数AJSJOBNAMEが「/user01/AJSユニット名/PCジョブ」の場合,スプールジョブディレクトリ名は「ジョブ識別子-AJSユニット名_PCジョブ」となります。
SV_IFS="$IFS" IFS="/" WK=($AJSJOBNAME) IFS="$SV_IFS" i=${#WK[*]} if [[ i -gt 1 ]] && [[ "(( ${#WK[i-1]} + ${#WK[i-2]} ))" -le 99 ]] && [[ ${#WK[i-1]} -ge 1 ]] && [[ ${#WK[i-2]} -ge 1 ]] then ADSH_SPOOL_JOBNAME="${WK[i-2]}_${WK[i-1]}" else ADSH_SPOOL_JOBNAME="$( "${ADSH_DIR_CMD}date" "+%Y%m%d_%H%M%S" )" fi