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JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


10.3.5 [イベント/性能グラフ]エリア([イベント]タブを選択した状態)

〈この項の構成〉

(1) 画面の構成

[図データ]

(2) 画面の説明

[サービス一覧]エリアおよび[サービス性能情報]エリアの選択に応じて,イベントの一覧が次のように表示されます。

項番

[サービス一覧]エリアでの選択

[サービス性能情報]エリアでの選択

[イベント/性能グラフ]エリアの[イベント]タブに表示されるイベント

1

すべてのサービスグループの監視対象サービスの監視対象のイベントが表示されます。

2

サービスグループ

[サービス一覧]エリアで選択したサービスグループのすべての監視対象サービスの監視対象のイベントが表示されます。

3

監視対象サービス

[サービス性能情報]エリアで選択した監視対象サービスのすべての監視対象のイベントが表示されます。

4

監視対象

[サービス性能情報]エリアで選択した監視対象のイベントが表示されます。

5

監視対象サービス

[サービス一覧]エリアで選択した監視対象サービスのすべての監視対象のイベントが表示されます。

6

監視対象サービス

[サービス性能情報]エリアで選択した監視対象サービスのすべての監視対象のイベントが表示されます。

7

監視対象

[サービス性能情報]エリアで選択した監視対象のイベントが表示されます。

8

監視対象

[サービス一覧]エリアで選択した監視対象のイベントが表示されます。

9

監視対象サービス

[サービス性能情報]エリアで選択した監視対象サービスのすべての監視対象のイベントが表示されます。

10

監視対象

[サービス性能情報]エリアで選択した監視対象のイベントが表示されます。

(凡例)

−:選択していません。

なお,イベントの一覧には,システム性能の監視および可用性監視のイベントも表示されます。システム性能の監視および可用性監視は,監視対象サービスに対して設定されるため,[サービス性能情報]エリアで監視対象を選択した場合,イベントの一覧には,監視対象が属する監視対象サービスが設定しているシステム性能,および可用性監視に関するイベントが表示されます。サービスグループ,および監視対象サービスを選択した場合に表示されるイベントは,サービス性能のイベントの表示と同様です。

イベントは最新のものから表示されます。[サービス一覧]エリアで検索を実行して表示する監視対象を絞り込んでいた場合は,サービスグループを選択しても,検索結果として表示されている監視対象の情報だけが表示されます。

イベントは,一度表示されたら7日間経過するまで表示され続けます。表示は,3秒ごとに更新されます。

表示項目を次の表に示します。

項番

項目

説明

1

X-Y-Z

イベントを表示する対象となるサービスグループの名称,監視対象サービスの名称,監視対象の名称が表示されます。

Xは,サービスグループの名称です。Yは監視対象サービスの名称です。Zは監視対象の名称です。

次のように表示されます。

  • [サービス一覧]エリアでサービスグループを選択した場合は,Xだけが表示されます。

  • [サービス一覧]エリアまたは[サービス性能情報]エリアで監視対象サービスを選択した場合は,X-Yだけが表示されます。

  • [サービス一覧]エリアまたは[サービス性能情報]エリアで監視対象を選択した場合はX-Y-Zが表示されます。

  • [サービス一覧]エリアおよび[サービス性能情報]エリアで何も選択していない場合は,何も表示されません。

2

累計件数

過去7日間で発生したイベントの種類(エラー,警告または正常)ごとの累計件数が表示されます。

3

[図データ]X件中Y-Z件表示[図データ]

イベントの件数が20件を超える場合に,ページを切り替えます。

[図データ]または[図データ]をクリックすると,前後のページが表示されます。前のページまたは次のページがない場合はクリックできません。

Xは,表示対象となるイベントの総数です。YおよびZには,現在のページに何件目から何件目までが表示されているかが表示されます。

なお,監視対象サービスが複数ある場合,表示するイベントの最大件数は,dashboardEventListRecentViewSizeプロパティで変更できます。表示する件数を変更した場合,Xに変更した値が表示されます。dashboardEventListRecentViewSizeプロパティについては,「5.6.2 編集できる定義」を参照してください。

4

[状態]

該当のイベントが確認済みであるかどうかの状態が表示されます。

未読

[状態]列をクリックしていないデフォルトの状態です。この行の項目は太字で表示されます。

既読

[状態]列をクリックした状態です。

該当する行の内容を確認したら,この列をクリックして[未読]を[既読]に変更してください。なお,一度[既読]に変更したイベントを[未読]に戻すことはできません。

5

[重要度]

イベント発生時の平均応答時間,スループット,およびエラー率の監視結果が,次に示すアイコンで表示されます。

[図データ](エラー)

しきい値監視または可用性監視でエラーが発生したことを示します。

[図データ](警告)

傾向監視または外れ値検知で警告が発生したことを示します。

[図データ](正常)

可用性監視で発生したエラーから回復したことを示します。

なお,同一時刻のサービス性能に複数の状況が発生している場合,アイコンは「エラー > 警告 > 正常」の優先順位で表示されます(監視停止中の監視対象サービスにほかの状態が発生することはありません)。

6

[検出日時]

イベントが発生した日時が「YYYY/MM/DDhh:mm:ss」の形式で表示されます。

YYYY:年,MM:月,DD:日,hh:時間,mm:分,ss:秒)

7

[種別]

エラーまたは警告の種別が,次の文字列で表示されます。

THRESHOLD

しきい値超過を検知したことを示します(エラー)。

OUTLIER

ふだんの監視対象サービスの状況と大きく異なる外れ値を検知したことを示します(警告)。

TREND

しきい値を超過しそうな傾向を検知したことを示します(警告)。

AVAILABILITY

監視対象サービスの停止,または停止からの回復を検知したことを示します(エラーまたは正常)。

8

[詳細]

[種別]で表示されたエラーまたは警告の詳細が,次の文字列で表示されます。表示される内容は,[種別]と対応しています。

UPPER△LIMIT

[種別]が[THRESHOLD]または[OUTLIER]の場合に表示されます。

[種別]が[THRESHOLD]の場合は,[監視項目]のサービス性能およびシステム性能がしきい値を超過したことを示します。

[種別]が[OUTLIER]の場合は,[監視項目]のサービス性能が上限値を上回ったことを示します。

LOWER△LIMIT

[種別]が[THRESHOLD]または[OUTLIER]の場合に表示されます。

[種別]が[THRESHOLD]の場合は,[監視項目]のシステム性能がしきい値を超過したことを示します。

[種別]が[OUTLIER]の場合は,[監視項目]のサービス性能およびシステム性能が下限値を下回ったことを示します。

YYYY/MM/DDhh:mm:ss

[種別]が[TREND]の場合に表示されます。[監視項目]のサービス性能およびシステム性能がしきい値を超過すると見込まれる時刻が表示されます。(YYYY:年,MM:月,DD:日,hh:時間,mm:分,ss:秒)

SERVICE△FAILURE

[種別]が[AVAILABILITY]の場合に表示されます。[監視項目]の停止を示します。

SERVICE△REPAIR

[種別]が[AVAILABILITY]の場合に表示されます。[監視項目]が停止から回復したことを示します。

また,サービス性能の監視項目については,この列をクリックすることで,[問題調査]画面の性能グラフを表示できます。表示方法については,「4.4 監視対象サービスにエラーまたは警告が表示された場合の原因調査の支援」を参照してください。

9

[サービスグループ]

イベントが発生したサービスグループの名称が表示されます。

10

[サービス]

イベントが発生した監視対象サービスの名称が表示されます。

11

[ホスト]

システム性能を監視する場合に表示される項目です。イベントが発生したホストの名称が表示されます。サービス性能のイベントの場合,「−」(ハイフン)が表示されます。

12

[監視対象]

イベントが発生した監視対象の名称が表示されます。

13

[監視項目]

イベントが発生した監視項目が表示されます。

なお,[リアルタイム監視]画面の[イベント/性能グラフ]エリアの[イベント]タブで[詳細]列をクリックして[問題調査]画面を表示した場合,または[性能グラフ]タブで[問題調査]ボタンをクリックして[問題調査]画面を表示した場合は,監視対象サービスが選択された状態で表示されます。

(3) 補足事項